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収穫に感謝夜神楽

本紙掲載日:2016-11-14
3面
見物客が見詰める中、神楽を奉納する奉仕者

高千穂でシーズン始まる

 国の重要無形民俗文化財に指定されている「高千穂の夜神楽」が、12日から高千穂町で始まった。初日は押方地区の五ケ村西活性化センター、岩戸地区の下永の内公民館を神楽宿に、「奉仕者(ほしゃ)」と呼ばれる地元の神楽保存会の舞い手が伝統の舞を奉納した。

 夜神楽は、秋の収穫に感謝し、翌年の五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願する神事芸能。地域の氏神様を神楽宿となる民家や公民館に招き、奉仕者が夜を徹して33番を舞う。町内では来年2月11日まで、初日の2カ所を含む19カ所で民家や公民館などを神楽宿に奉納される。

 五ケ村西活性化センターでは、四方に「彫(え)り物」と呼ばれる切り絵やしめ飾りなどを張り巡らせた「神庭(こうにわ)」で、戸盻瀁群襍(12)=高千穂中学校1年=・大治郎君(10)=押方小学校4年=兄弟、双子の富睥鏡鰻(10)・龍輝君(10)兄弟=同4年=、藤桂吾君(11)=同5年=、興梠結人君(11)=同5年=を含む中畑神社神楽保存会(藤崎康隆会長)の奉仕者19人が太鼓や笛の音に合わせて厳かに舞った。

 神楽宿には大勢の見物客が訪れ、毛布や防寒着などで寒さをしのぎながら、神と人が一体となる年に1度の伝統の神事を心ゆくまで堪能した。

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