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地域包括ケアシステム構築へ−延岡市

本紙掲載日:2016-11-09
1面
延岡市内11圏域の地域の現状や課題を情報共有した地域の宝発掘推進会議の全体会議

支え合うまちづくり−11圏域の全体会開く

 高齢化社会が進展する中、医療・介護、生活支援サービスを一体的に提供する地域包括ケアシステム構築を目指す延岡市は7日、市内11圏域で開く〃地域の宝発掘推進会議〃の全体会議を開いた。各推進会議の代表者ら関係者が出席し、各圏域の現状や課題などを情報共有し、支えあえるまちづくりを考えた。

 延岡市は、2025年をめどに地域包括ケアシステムを構築する計画。生活支援等サービスの体制整備に向け、参画する生活支援コーディネーターと医療、介護、福祉、地域など関係機関・団体の定期的な情報の共有・連携強化の場として、今年度から推進会議を各圏域で開いている。

 これまで、「支えあえるまちづくりのために、今、私にできること」を共通テーマに、6月から9月にかけて各圏域で推進会議を開催。今回、協議内容の報告を通じて、それぞれの高齢化の現状や、地域を元気にするための取り組みなどの情報共有と、課題把握のため全体会議を開催した。

 会議では、支えあう地域づくりのため「顔を出す、力(知恵)を出す、お金(会費)を出すことが大切。地域の中で地域のために力を出すことが地域の宝」、高齢者の見守りについて「自分ができることを無理せず支えていくことが大切」などの意見があった。

 また、防災対策の自助、共助の重要性から「多くの住民が参加する楽しいイベントづくりを心掛けているが、参加者は決まった人。PRが課題」と方法を求める質問や、「地域の担い手不足、後継者不足は深刻化している」と、地域活動の維持を不安に思う声などが上がっていた。

 アドバイザーとして出席した九州保健福祉大学の井上孝徳教授は「3、5、10年後の地域をどうするかを考える時、今の地域の課題や予測される問題点を共有することは大切」。川順子准教授は「市内11圏域に生活支援コーディネーターを配置する延岡市は、取り組みの先進地。道をつくってほしい」と話していた。

 今後は圏域別の推進会議を来年1、2月にかけて開き、圏域内の課題や好事例の情報共有や、新年度の延岡市の福祉行政などについて意見を交わすなどし、新年度に全体会議を開く予定。

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