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南海トラフ地震を想定−大津波が発生した

本紙掲載日:2016-11-04
2面
地震発生後の初動対応、復旧方法などを検討

道路・河川の防災訓練−国交省延岡

 南海トラフ巨大地震による大津波を想定した「地震・津波防災訓練」が「津波防災の日」(5日)を前に2日、国土交通省延岡河川国道事務所(北園猛所長)で行われた。大津波警報の発令後、道路・河川の担当職員が初動対応〜被害確認〜応急復旧まで実践的な訓練をこなした。同省九州地方整備局が同日、九州東側地域で実施した防災訓練に併せて実施した。

 〃考え得る被災を想定した〃実動訓練をすることで、全職員が一体となって防災活動を確認するのが目的。

 午前7時に震度6の地震が発生、同3分に大津波警報が発表された――との想定で訓練が始まり、時間外情報伝達のマニュアルに沿ってメール連絡を行った後、職員が徒歩や自転車で三々五々、事務所に参集。事務建物の損傷と電気施設などを点検するとともに、CCTV(河川カメラ)などで河川や道路の状況などを確認、防災掲示板により被害情報を共有した。

 また、高速道路維持出張所の職員や協力会社の社員らが東九州道の佐伯IC―延岡IC、延岡IC―延岡南IC、中央道の蔵田交差点―延岡ICと管内の国道10号を数班に分けて緊急パトロール。東九州道と中央道が迂回(うかい)路として使用できるかなどを確認した。

 一方、河川関係の職員は、参集訓練後、各水系に設置されたCCTVを監視、同事務所と災害協定を結ぶ業者に巡視を要請したり、防災エキスパート制度を活用した情報収集などの訓練を行い、午後からは衛星携帯電話などを使った通信・設営訓練を行った。

 事務所3階の防災室には早朝から河川、道路関係の職員があわただしく出入り。緊迫した雰囲気の中で実践さながらの訓練を午後3時まで繰り広げた。

 同事務所は「道路、河川両部門とも全職員が一丸となって災害復旧から関係機関との連携などを手際良くこなし、手順を再確認できた」と訓練を総括した。

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