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雨の薪能、20年間の絆さらに強く

本紙掲載日:2016-10-10
7面

第20回記念のべおか天下一薪能−写真特集

◆土砂降りの中で「道成寺」演者も観客もびしょぬれ

◇たとえ途中で降っても

 8日夕、延岡城址(し)二の丸広場であった第20回記念のべおか天下一薪能、当日の天気予報は「曇りのち雨」だった。能「道成寺」は、けがの危険もある大曲。雨が降れば能舞台は滑りやすくなり、高価な能装束もぬれる。そんな不安もあったが、観世流能楽師シテ方の十世片山九郎右衛門さんは、千人殺しの石垣の前での上演を決意した。

 第20回の節目で、全国でも極めてまれという屋外での「道成寺」上演。この日に向けて実行委員や多くの学生ボランティアが会場設営作業を行ってきた。

 公演前夜、会場を訪れた片山さんら出演者と実行委員との話し合いで片山さんは「たとえ途中で雨が降っても城山でしよう」と決意、他の出演者も同意した。

 「この20年間、薪能の実行委員やボランティアの方々がどれだけ毎年一生懸命やっているのかが伝わっていたから」と片山さん。出演者を動かしたのは実行委員の熱意と両者の間の絆だった。

 主催者のNPO法人のべおか天下一市民交流機構の松下宏理事長は、雨の中での屋外上演について「今回ほど、私たちと片山家との関係の強さを感じたことはない」と話した。

◇何度も拭き取る

 当日朝、実行委員会は正式に延岡城址での開催を決定。すぐさま、笛や小鼓といった囃子(はやし)方やワキなどの出演者がぬれないよう舞台に布で屋根を設置。地謡の演者らは舞台袖に設けたテントの中で謡うことにするなど、雨へのできる限りの備えを行った。

 狂言と能の間には、連謡に出演した延岡の子どもや保護者らが布で能舞台上の水を拭き取った。「少しでも片山先生たちが演じやすいように」と、びしょぬれになりながら皆で何回も舞台を拭いた。
首藤正治延岡市長は「きょうの能舞台は二度とない〃一期一会の舞台〃。帰る時には中高生のボランティアが傘も差さず、にこにこしながら『ありがとうございました』と声を掛けていて感動しました」と話した。

◇思い出に残る舞台

 公演後、ホテルメリージュ延岡で行われたレセプションでは、観客や出演者が雨の中の薪能を思い出に残る公演となったと語った。
片山さんは「あれほどの雨の中で能を演じたのは初めて。気持ちが折れずに、『やってやるぞ』とアドレナリンが出ました。これから先もこういう舞台はないと思います」、和泉流野村万作家狂言方の野村萬斎さんも「本当にいい、思い出、記憶に残る舞台でした」と話した。

 そして萬斎さんは「一からここまでつくり、まちづくり、ものづくりが一体になっているのが本当に素晴らしい。今後、薪能が末永く続くことを祈念します」とエールを送った。

 松下理事長は「後継者に技術を引き継ぎたい。今後も頑張ります」、片山さんは「皆さんの支援があれば勇気100倍。今後もよろしくお願いします」とあいさつすると、会場から大きな拍手が起こった。

◇出演した子どもたちは

 のべおか天下一薪能の特徴の一つは、地元の子どもたちが出演することだ。今回は、のべおか天下一市民交流機構こども能楽教室の小学4年生から高校3年生までの16人が連謡と仕舞3曲を堂々と発表した。

 10年以上能楽を学び、最年長の甲斐美晴さん(延岡高校3年)は、他の子どもたちに謡を教えることもある〃お姉さん〃的存在。最後の出演となった今回について「自分の力の100パーセントが出せたので悔いはありません。他の皆も完璧でびっくりしました」と笑顔で話した。

 同じく来年が受験のため最後の出演となった宮原未早さん(同2年)は、降り始めた雨も気にせず集中して仕舞「羽衣キリ」を見事に披露。「緊張しましたが、きちんとできたのでよかった」と話した。

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