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農林作物被害、6億2278万円−27年度県内

本紙掲載日:2016-09-15
3面

イノシシ、シカ、サル、鳥食害

◆水稲、野菜、果樹など−各1億円以上

 県は14日、イノシシやシカなどの野生鳥獣による農林作物の平成27年度被害額が6億2278万円で前年度比7843万円(11%)減少したことを明らかにした。防護柵の設置や地域ぐるみの対策が進んだことなどが減少につながったと分析している。県議会環境農林水産常任委員会(右松隆央委員長、8人)に報告した。

 中山間・地域政策課などによると、農作物は5億209万円で同1億2605万円(20%)、特用林産物は2574万円で同73万円(3%)減少。一方、人工林は造林面積の増加に伴いシカの食害が増えたことで4836万円増の9494万円となった。

 作物別は水稲が1億3722万円(前年度比3%減)、野菜が1億1502万円(同25%減)、飼料作物が1億938万円(同25%減)、果樹が1億679万円(同23%減)、イモ類が2404万円(同4%増)となった。

 鳥獣別はシカ2億7806万円とイノシシ2億1252万円で8割以上を占め、サルは6678万円。いずれも減少したものの、対策が難しいヒヨドリなど鳥類被害が増加しているという。

 要因は、鳥獣被害対策支援センターや地域鳥獣被害対策特命チームの指導や防護柵の整備が進展。地域ぐるみの追い払い活動など総合的な対策が進んだ。

 今年度は対策の中心となる鳥獣被害対策マイスターやリーダーを育成。交付金や国の事業を活用して被害防止や捕獲の強化を図る。

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