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免許証自主返納者が急増

本紙掲載日:2016-09-02
3面

県警まとめ−27年、前年の35%増

 高齢や病気などを理由に運転免許証を自主返納する人が昨年から急増し、今年もさらに上回るペースで拡大している。

 県警本部運転免許課によると、昨年1年間に自主返納した人は2261人で、前年から約35%(567人)も増加して過去最多に。同年10月に宮崎市中心街で軽乗用車が歩道を暴走して6人が死傷した事故が、急増のきっかけとなった。

 今年は7月までに自主返納者は1622人に上り、昨年同期比ですでに2割以上増加。そのうち97・7%の1585人が65歳以上だった。

 昨年の自主返納の理由は、「身体機能の低下を自覚」が最多の1006人、次いで「運転の必要がないため」865人、「家族等の勧め」271人と続いた。今年も身体機能低下646人、不必要571人、家族の勧め231人と、同様の傾向となっている。

 運転に不安を抱える人や家族などからの運転適性相談件数も昨年は1637件で前年から190件増加。今年は7月までに1081件で、昨年同期を128件上回り、自主返納者数と合わせて過去最多を更新するとみられる。

 適性相談については、県が今年4月から県内3免許センターに看護師を置いての無料相談室を設置。専門的な立場からのアドバイスができるようになったことで、利用者も増加している。

 高齢者の交通事故が後を絶たない状況を受け、県警運転免許課は「高度経済成長を支えられてこられた方が加害者になってほしくない。返納後の支援制度もあるので、運転に不安を覚えたら、一度相談を受けて検討していただきたい」と話している。

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