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太平洋挟み合同訓練−国交省

本紙掲載日:2016-09-01
1面

世界津波の日、前日の11月4日

◆チリと細島港−避難や初動対応

 国土交通省は、チリ国家緊急対策室と合同で11月4日、南海トラフ巨大地震による津波の避難訓練を行う。日本の会場は日向市細島港。訓練の翌日の5日は、昨年12月の国連総会で採択された「世界津波の日」。主催は国交省とチリ国家緊急対策室。共催は県、日向市とチリ共和国のバルパライソ市。

 震度7の南海トラフ巨大地震が発生し、細島港には最大で15メートルの津波が押し寄せるとの想定で行う。

 第1部では合同津波避難訓練が行われ、港内の事業者、細島小児童らが、今年度に県が整備している2カ所の避難階段を使って牧島山に避難する。

 第2部は初動対応、救難、航路警戒、物資輸送訓練。津波による海上漂流者をヘリで救助したり、港のがれきを除去して航路の確保、海上から陸への緊急物資輸送など行う。

 チリの会場は太平洋に面した港湾都市バルパライソ市。南海トラフ巨大地震の津波がチリにも到達する想定で、現地でも避難訓練を行う計画。当日はチリから防災関係者を招き、日本からも専門家を派遣する。

 日向市は、南海トラフ巨大地震の発生で最悪の場合、津波などによる死者は県内最多の約1万5千人にも上ると想定されている。

 十屋幸平市長は「世界津波の日が制定されて初開催される訓練が、細島港で行われることを光栄に感じている。国、県との連携を密にしながらしっかりと対応し、今後の対策に生かしていきたい」と話している。

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