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ササ竹を振り「起きよー、起きよー」

本紙掲載日:2016-09-01
1面
ササ竹を手に大声で「起きよー!」と家々を回る美々津小の児童

神武出発の朝、立縫地区の伝統行事−日向市美々津町

 日向市美々津町立縫区で1日未明、神武天皇の東征伝説にちなみ旧暦八朔(はっさく)に行われる伝統行事「おきよ祭り」があり、地元の子どもたちが短冊飾りの付いたササ竹を振りながら「起きよー!起きよー!」と家々を回った。

 祭りは、神武天皇が東征のために美々津から船出しようとした際、未明に風向きが急に良くなったことから出発を早めたため、見送りを予定していた人々などが隣近所へ声を掛け合ったことが由来とされている。

 今年は美々津小の児童ら約50人が参加した。午前4時30分、児童は神武天皇が座ったと伝えられる腰掛け岩がある立磐神社に集合。おはらいを受けた後、寝静まったまちへ出発した。

 家の玄関前に来ると、ササ竹を戸に何度もたたき付け、元気に「起きよ―!」の大合唱。家人が起きたという印に、軒先の門灯をともしたことを確認し、次の家へと急いで駆けていった。

 祭りには保護者、地域のお年寄り、学校関係者なども参加した。佐藤久恵区長は「いろんな世代と交流できてまちが元気になる、おもしろい行事。古き良き時代からずっと続く伝統をこれからも伝えていきたい」と話していた。

 今年はまた、昨年度末で閉校し美々津小に統合された旧幸脇小の児童も初めて参加。4年の甲斐鏡人(あきひこ)君は「ちょっと起きるのがつらかったけど、みんなでササでたたくのがとても楽しかった」と笑顔だった。

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