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津波避難タワーが開所−延岡市長浜町

本紙掲載日:2016-08-20
3面
長浜地区津波避難タワー
神事で玉串をささげる長浜町区長の後藤博文さん

待望の施設、完成祝う

 延岡市が整備した長浜地区津波避難タワーの開所式が19日、同市長浜町3丁目の同所で開かれた。市や市議会、地域住民、工事関係者の代表者ら約30人が式典に出席し、待ち望んだ津波避難施設の完成を祝った。長浜町区主催。

 神事の後、長浜町区の後藤博文区長が「長浜町は海に隣接し、地震に対して常に津波の心配がある地域。高い避難施設もなく、避難に時間を要する地域もあったが、立派な施設の完成は安心安全な生活を守っていく上で心強い」とあいさつ。

 首藤正治市長は、東日本大震災や熊本地震を振り返り、「地域の安全安心の拠点として、日ごろからの避難の意識付け、避難訓練などにも活用し、これからも地域の皆さんが安心して楽しく暮らせることを願っている」と話した。

 その後、市の担当者が鉄筋コンクリート造り2階建ての施設を案内。出席者は、高さ7メートルと10メートルに設置された2層式の避難ステージからの眺めや、備蓄機能を備えたベンチ、夜間の避難にも対応できるソーラー式照明灯などの設備を見学した。

 同タワーは、長浜町の一部が、南海トラフ地震発生時の最短津波到達時間内(17分)に避難場所がない「特定津波避難困難地域」に指定され、その地域に約440人が居住している状況を受け、市が平成26年度から整備に着手していた。総事業費は約1億2800万円(3分の2は国補助)。工事は加行・西本特定建設工事共同企業体(JV)が請け負った。

 延岡市内の特定津波避難困難地域の津波避難施設整備は、浦城・須美江地区の避難路の整備などが終了し、今年度は二ツ島地区の津波避難タワー、熊野江地区の避難施設整備に着手する予定。土々呂地区は土々呂町3、4丁目の一部地域に、新たな津波避難施設を整備する方針という。

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