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ナシの収穫始まる

本紙掲載日:2016-08-17
2面
ナシを収穫する甲斐さん夫妻

延岡市北方町の甲斐さん方

 延岡市北方町上崎の果樹農家甲斐佐一郎さん(77)方で、ナシの収穫が始まった。約15アールのナシ園では、妻満理恵さん(74)と2人で丸々と太ったナシの実を一つ一つ丁寧に手で摘み取る作業に汗を流している。10月上旬まで続く。

 「今年は病害虫の被害も少なく、好天続きで糖度も乗っており品質は上々です」と甲斐さん。実りの秋に笑顔がこぼれる。

 収穫は毎朝7時から約2時間。選別やパック詰めをした後、町内の道の駅「北方よっちみろ屋」や市内の「ふるさと市場」「道の駅北川はゆま」などに出荷しており、「実がいっぱい詰まり、甘くてジューシー」と評判という。

 品種は7種類で、トップの「幸水」に続いて、現在は「豊水」と「秋月」の収穫に追われている。これからは「玉秋」「なつしずく」「新興」「新高」に移る。

 ナシ栽培は祖父の代からで、約130年の歴史を誇る。父親から受け継いで約50年。当初は3品種だったが、消費者ニーズに合わせて品種を増やしてきた。

 果肉が軟らかいナシ、シャキシャキ感のあるナシ、みずみずしいナシと、それぞれ特徴があるという。

 近年はカラスやイノシシ、シカなどの鳥獣被害が急増。特にカラスの被害が深刻で、防鳥ネットでしのいでいる。

 甲斐さんは「高齢なので、作付面積を維持しながら、よりおいしいナシ栽培に努力したい。健康である限り、2人で続けていきたい」と笑顔で話した。

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