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津波避難タワー完成−延岡市

本紙掲載日:2016-08-01
3面
延岡市長浜地区に完成した津波避難タワー

19日に開所式−周囲に高所ない長浜地区

 延岡市が長浜町3丁目に整備していた津波避難タワーが完成した。残る外構工事や備品設置などを終えた上で、19日に地元区主催の開所式を行い、市や地域、工事関係者が完成を祝う。同市内の津波避難タワーは2基目。市が整備するタワーの完成は今回が初めて。

 長浜町の一部地域は、南海トラフ地震発生時の同市の最短津波到達時間内(17分)に避難場所がない「特定津波避難困難地域」に指定。タワーは、同地域の住民約440人を津波から守るため、平成26年度から整備事業に着手していた。

 震度6強の地震に耐える鉄筋コンクリート造り2階建て。津波浸水深を約4メートル、波のせり上がり高を約3メートルと想定し、高さ7メートル地点に1層目、10メートルに2層目の避難ステージを設置している。ステージの広さは、各110平方メートルの計220平方メートル。

 また、備蓄機能を備えたベンチ4基、夜間の避難に対応するソーラー式照明灯5基(非常電源付1基、階段照明灯4基)も設置した。総事業費は約1億2800万円(3分の2は国補助)。加行・西本特定建設工事共同企業体(JV)が工事を請け負った。

 特定津波避難困難地域に対する延岡市の津波避難施設整備はこれまで、浦城・須美江地区の避難路の整備などが終了。今年度は二ツ島地区の津波避難タワー、熊野江地区の避難施設整備に着手する。土々呂地区は土々呂町3、4丁目の一部地域に、新たな津波避難施設を整備する方針。

 定例会見で明らかにした首藤市長は「南海トラフ地震の発生が懸念される中、今回の津波避難タワーの完成はいくつかの津波避難対策の一つ。残りの特定津波避難困難地域についても、なるべく早く整備を進め、着実に完成させていきたい」と話していた。

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