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県北勢、7年ぶり4強進めず

本紙掲載日:2016-07-29
7面

第98回全国高校野球選手権宮崎大会・総括

◆決勝遠く…3年連続

 第98回全国高校野球選手権宮崎大会は27日、日南学園が2年ぶり8度目の優勝。春夏連続で甲子園出場を決め、14日間の熱戦に幕を閉じた。県北勢は91回大会以来、7年ぶりに準決勝に進めず。3年連続で決勝進出を逃した。

 大会では第1シード日南学園の強さが際立った。センバツでは初戦敗退したチームを、甲子園で勝つために再構築。組み合わせにも恵まれ、制球抜群の左腕を軸にした戦いは盤石だった。

 また、宮崎市内の公立勢の躍進が光った。決勝進出した宮崎商は主戦4番を中心に名門復活ののろし。4強入りの宮崎大宮は機動力を軸に徹底した戦いぶりでシードの壁を2度破るなど、健闘が光った。前評判は低くノーシードから勝ち上がった両校の戦いは、他の公立校にとって勇気を与えた。

 県北勢では、第2シードの富島が50年ぶりのベスト8。ここからが勝負という準々決勝で、宮崎大宮の徹底戦術にかき回され、まさかのコールド負けを喫した。

 1年時から経験を積み、秋に初の九州大会出場。春に初優勝、連続の九州出場と歴史を塗り替えてきたチームは、出場選手のほとんどが3年生。1、2年生27人が先輩から、夏から何を学んだか―。今後に期待したい。

 第7シードの聖心ウルスラ学園も3回戦で宮崎大宮に屈した。柳田―高田のバッテリーを軸に安定感が出てきただけに、乱れた守りを止められなかったのが悔やまれた。

 初戦を突破した県北勢は富島、聖心、門川、高千穂、延岡星雲の計5校だった。

 門川は初戦、宮崎南に対し衝撃の18安打大勝。自分たちの野球、打撃を貫き3年連続の初戦突破は見事。高千穂は日向工との県北対決を制し、勢いに乗るかと思われたが、福島に競り負けた。ともに2年生の主力も多いチーム。この夏を忘れず、次の躍進につなげてほしい。

 延岡星雲は2回戦で準優勝の宮崎商に3―6。一丸となった粘り強い守りは見応え十分。結果的に組み合わせに恵まれなかったが、もっと上に行けるチームだった。

 延岡商は初戦で日南学園に0―3。堂々と渡り合い、振り返るとこの夏、日南学園に最も僅差で敗れた。だが、勝負強い相手主戦を前に勝機は見えなかったのも事実。競り合った先に勝ち切れる強さを求めてほしい。

 延岡学園は、プロ注目の主戦右腕を擁する都城を前に3―7。勝ちきれなかった今季を象徴するような試合だった。スタメンは1、2年生が6人。新チームでプロ注目右腕を体感した経験を生かす。

 日向工は高千穂との県北対決で3―8八回降雨コールド。天気はどうにもできないが、最後まで試合を行い、3年生全員をグラウンドに立たせてあげたかった。

 延岡工、日向、延岡は力を出し切れなかった印象。延岡工、延岡は3日連続の延期となるなど調整が難しかった。この夏の戦いを総括し、次へつなげてほしい。


◆コラム「記者の目」−次は「県北勢最高の夏へ」

 この夏を前に、本紙に付けたかった見出しがあった。「県北勢最高の夏へ」―。実は組み合わせを見て変更したが、直前までその予感がしていた。

 秋、春に富島が九州大会へ進み、県選手権では延岡星雲が4強。近年、安定した力を発揮していた聖心、延岡学園。まとまれば地力のある延岡工、延岡商。2年生の好投手を擁し躍進の可能性を秘めると見えた延岡と高千穂など。

 多彩な顔ぶれで8強、4強に何校も食い込み、上位戦での県北対決があるかもなんて思っていた。

 結果はご存じの通り。組み合わせに恵まれなかった面もあったが、夏の怖さを再認識した。

 その中で、鮮烈だったのが宮崎大宮。〃機動破壊〃(健大高崎=群馬)ばりの積極走塁で富島、聖心を撃破。練習時間の限られた進学校が戦術に特化し、貫いて、勝ちきったのには驚いた。

 選手が集まり、練習時間も豊富な強豪校に対して、「同じ事をしてても勝てない」。夏前、特に公立校の監督たちから、よく伺った言葉だ。

 今年の宮崎大宮はその一つの答えだった。

 県北にもある。中学時代、私立から誘われるような選手は皆無だが、「前で打つ」―。徹底した戦いで3年連続の初戦突破を果たした門川だ。

 バントをしないという共通項がある両校から感じるのは、一辺倒に見えて、ただそれだけではないこと。

 宮崎大宮を取材させていただく機会はないから、一概には言えない。だが、門川の岩崎監督を見ていると、「前で打つ」はあくまでスローガン。その奥に味方も敵も選手の特徴を熟知する目があるように感じる。

 一方、県北を含め県内各校に「犠打をしない」という風潮が出てきた。

 大宮は犠打をしないから、徹底して盗塁するから。だから勝てたのではなく、野球の奥深さを知った上で、自分たちのスタイルを信じ、貫いていたから勝てたと思う。

 県北の3年生たちが、敗れて涙の中、真摯(しんし)に取材に応えてくれたことに、心から感謝したい。

 この夏は活躍した下級生が多く、来季の県内はよりハイレベルになりそうだ。県北勢も力はある。次の夏を前に、冒頭の見出しを付けられる1年になることを願っている。

(馬目晋吾)

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