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食物アレルギー、正しい理解を−県民健康講座

本紙掲載日:2016-07-15
8面
「食物アレルギーとのつきあい方」をテーマに講演する中村医師

延岡病院小児科・中村医長が講話

 県民健康講座はこのほど、県立延岡病院であり、同院小児科医長の中村賢二医師が「食物アレルギーとのつきあいかた」をテーマに話した。食物アレルギーの定義を「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序(仕組み)を介して、生体にとって不利益な症状が惹起(じゃっき=引き起こすこと)される現象」と説明。

 例えば魚肉は古くなれば中毒を引き起こすヒスタミンでじんましんが出たり、牛乳も成分となる乳糖が合わずに下痢になるなど、食中毒や体質的な理由で起きる症状がアレルギーと勘違いされる場合が多いとして、混同しないようアドバイスした。

 国内で食物アレルギーがある人は、乳幼児が約20%を占め、学童以降は1・3〜4・5%と、小さな子どもほど多いことを紹介。全年齢を通しては推定1〜2%で、「最初食べられなくても段々食べられるようになる。治る病気と覚えてほしい」と話した。

 その上で、乳児−幼児早期に多い食物アレルギーの原因である卵、乳製品、小麦に対しては「成長とともに耐性を獲得する」と説明。3歳までに50%、学童までには80〜90%の子どもが改善すると語った。

 食物アレルギーの検査には、血液検査、皮膚テスト、疑われる原因食物を食べない食物除去試験、少しだけ食べて調べる食物経口負荷試験などがあるという。

 経口試験については気軽にできそうだが、「自宅で試してみるのはやめてほしい」と指示。最近も、息苦しくなって緊急外来を受診した患者がいたといい、「医師の指導の下で検査を受けて」と念を押した。

 また、検査結果で「陽性」と診断された食物でも、「それだけで食べられないわけではない」と説明。例えば、血液検査ではエビが陽性だった人がタコ、スギ花粉で陽性だった人がトマトでも陽性と診断されるといった「交差抗原性」があり、それを理解することが重要だという。

 「それまでに問題なく食べられていた食物なら控えなくても大丈夫」として、栄養不足にならないよう、「食べたら症状が誘発される食物だけを除去する」「たとえ原因食物でも、食べられる範囲までは食べることができる」という現在の栄養指導指針に理解を求めた。

 食物アレルギーの原因物質はたんぱく質で、「ごまアレルギーだからといってごま油では発症しない」と説明。たんぱく質を抑えれば原因食物も食べられる場合が多いとして、卵なら黄身だけ、乳製品ならチーズではなくバターの方がアレルゲン性が低いことを紹介した。

 また、▽加熱は卵には有効だが牛乳は効果が低い▽アレルギー用ミルクはカルシウム分が少ないのでほかの食物で補う▽小麦アレルギーでもしょうゆは問題なく、小麦の代用には米粉や米麺でもよい▽米粉パンには小麦グルテンが含まれている場合があるので注意が必要―などアドバイスした。

 食物アレルギーが強い人(完全除去)には、▽卵=肉料理のつなぎはデンプンやすり下ろしたイモ・レンコン▽牛乳=クリーム系の料理はすり下ろしたジャガイモやコーンクリーム缶▽小麦=ルウは米粉・かたくり粉などのでんぷんやすり下ろしたイモ、揚げ物の衣はコーンフレークや米粉製パン粉・砕いた春雨▽大豆=きな粉はすりゴマやピーナツパウダー―で代用できると紹介した。

 ただし給食は個々の対応が煩雑になって誤食事故につながったり、体調などでも症状が誘発されるため、完全除去を徹底するよう指導した。

 また近年は食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の関連が明らかになってきており、新生児期からの保湿剤塗布でどちらの発症リスクも低下することが分かったという。

 最後に、食物アレルギーは仝〆砂蠍を参考に経口負荷試験に基づいて診断原則は「必要最小限の食物除去」食べられる範囲で食べた方が早く治る―とポイントをおさらい。約70人の参加者はメモを取りながら真剣に耳を傾けた。


中村医師の話を聞く参加者
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