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3年連続で日本一、五ケ瀬川の水質

本紙掲載日:2016-07-12
1面
石の裏に付いた水生生物を採取する延岡小の4年生児童(昨年9月14日、大瀬橋下の河川敷で行われた水生生物調査)

国交省の27年調査−全国164河川の頂点に

 国土交通省は11日、同省が直轄管理する全国109水系164の1級河川の平成27年水質現況調査で「水質がもっとも良好な河川」に五ケ瀬川、小丸川、本庄川(大淀川水系)など15河川がランクインしたと発表した。五ケ瀬川は3年連続、通算4度目の〃水質日本一〃の栄誉に輝いた。

 調査は、昭和33年から全国各地の1級河川を対象に行われ、1年間に測定したBOD(生物化学的酸素要求量)の平均値を河川ごとに集計し、その「きれいさ」をランク付けし公表している。

 五ケ瀬川水系は、三輪、松山橋(五ケ瀬川)、大瀬橋(大瀬川)、中州合流点(祝子川)、白石(北川)の5地点で毎月1回BOD値を測定。その結果、基準点の三輪=0・5(前年0・5)、松山橋=0・5(同0・5)、大瀬橋=0・5(同0・5)の3地点でBOD平均値が環境省が定める基準を満足した。

 良好な水質が証明された河川は全国で15。このうち、九州では宮崎の3河川のほか、球磨川水系の川辺川、球磨川(熊本)、松浦川水系の厳木川(佐賀)の計6河川がランクインした。

 五ケ瀬川は過去10年間の数値でも良好な水質を示しており、平成22年度は全国16位、九州3位だったが、翌23年度は沿線住民の水質改善に対する努力などで日本一に。翌24年度は松山橋地点のBOD平均値が0・1ポイント下がったためランクから外れたが、翌25年は松山橋のBOD値が再び0・5に改善。三輪地点も国交省や地元住民の努力により0・5を保ち、日本一に返り咲いた。

 良好な水質は、小学生や市民の協力で同省延岡河川国道事務所(北園猛所長)が昭和60年から実施している水生生物による簡易水質調査でも証明された。昨年は、三輪(五ケ瀬川)、大瀬橋(大瀬川)、小川・永代橋(北川)、桑平橋(祝子川)の4地点で小学生や市民など118人が参加して調査を行い、カワゲラ類やナガレトビゲラ類、ヒラタカゲロウ類などを採取、全地点で「きれいな水」と判定された。

 3年連続日本一の快挙に、北園所長は「良好な水質の保持は、住民の皆様と関係団体の協力で成り立っているものと感じており、今後も良好な水質を保持するため、いっそうの協力をお願い致します」とコメントした。

【BOD】「水質環境の保全に関する基準」のうち一般的に河川の水質を表す数値。水中の汚濁物質が水温20度で5日間のうちに微生物により酸化分解される過程で消費される酸素量を示す。

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