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平和な時代に生きる幸せさまざまな世代が共感

本紙掲載日:2016-06-20
7面
三橋さん制作CG映像「みらいりょこう」と共演
佐方トミさんの「命ありて」を3年ぶりに共演する池田さんと松浦さん
「命ありて」に涙を流す佐方さんの長女瑞穂さんと次女ルリ子さん
新納さんは絵本「ともちゃんのおへそ」を読み聞かせ
最後はみんなで大合唱

音楽とおはなしの童夢コンサート

◆ピアノ、語り、映像で感動の世界へ

 幼児から90歳半ばの高齢者までが一緒に歌い、ピアノ演奏や絵本の読み聞かせ、北朝鮮から3人の子どもを連れ帰った佐方トミさんの手記朗読などを聴いた−−18日に延岡市で開かれた「音楽とおはなしの童夢コンサート」は、さまざまな世代の人たちが集い、感動を共有し、平和の大切さを実感した。

 主催した亀井の丘町づくり実行委員会(吉田量基会長)は、延岡市天神小路の亀井神社を中心に歴史の薫り豊かな場にしようと活動。昨年度から延岡市市民まちづくり活動支援事業の採択事業「亀井の丘に笑顔がいっぱい町づくり事業」に取り組んでいる。

 童夢コンサートの発案者は、日向市出身のピアニスト松浦真由美さん。夕刊デイリー新聞社と旭化成ひむか文化財団が県北の特別支援学校で開催している「にじいろ音楽会」を企画し、出演している。

 松浦さんはプログラム最初に、にじいろ音楽会で毎回共演している俳優・声優の池田知聡さんと、昨年の同音楽会のために制作した「みらいりょこう」を上演した。

 〃未来都市のべおか〃の駅から宇宙へ列車に乗って旅する物語で、映像は延岡市出身の三橋幸四郎さん(宮崎マルチメディア専門学校教諭)がコンピューターグラフィックスで制作。

 大きなスクリーンに映し出された映像と、松浦さんの華麗なピアノ、池田さんのナレーションで楽しく描いた。会場の子どもたちは目の前で繰り広げられる夢と冒険のファンタジーの世界に引き込まれていた。

 このコンサートのテーマの一つは「平和の尊さを語り継ぐ」。絵本の読み聞かせでは、戦後の悲劇を描いた絵本「ともちゃんのおへそ」を取り上げた。

 終戦後、現在の中国東北部である満州の孤児収容所にいた3歳の男の子が、苦しい生活の中で病死した母親から「お母さんに会いたかったら、おへそを見なさい」と言われ、毎日、お母さんの墓の前で自分のおへそを見ていた。

 その様子を見たお兄さんたちも同じようにおへそをじっと見詰め「お母さん」と呼ぶ。しかし本格的な冬が来て、寒さと飢えで子どもたちは次々と息を引き取っていく−−。

 宮崎市在住の女優・新納愛未さんが静かに、情感を込めて読み聞かせをし、戦争がもたらした悲しみ、もう二度とこのような悲劇がないよう祈りの気持ちを込めた。

 ピアニストの松浦さんはショパンの「幻想即興曲」を独奏。繊細さと激しさの起伏に富んだ演奏は観客を感動させた。

 後半は、松浦さんと池田さんによる「命ありて〜38度線を越えて帰還」。平成26年7月に95歳で死去した延岡市の佐方トミさんの北朝鮮からの引揚げ体験が基になっている。

 終戦間際に夫が召集され、幼い子ども2人を抱えて、敗戦の混乱におびえる日々を送る佐方さん。その中で次女を一人で出産した。

 「産まれたばかりの子供を足でたぐり寄せ、へその緒を切って糸で留めました。看護婦だったからできたのでしょう」

 出産から18日後、立ち退き命令が出て逃避行が始まる。
「5歳の瑞穂、もうすぐ3歳の雄輔、赤ん坊のルリ子を抱えての乞食生活」が始まった。

 現地の人から食べ物をもらう惨めな日々。日本人の集団に子どもを連れて入り、遅れながらも必死に付いていき、途中、赤ちゃんを落とした時のことや、子どもを取られそうになったことなどを佐方さんの実体験に基づき、帰国するまでを朗読とピアノでつづった。

 池田さんの見事な朗読と音楽が重なり合い、逃避行の状況や佐方さんの感情が浮き彫りになり、観客の胸を打つ。映像のないイメージの世界に子どもたちも入り込み、真剣に聴いていた。

 この作品の原作は、平成21年に夕刊デイリー新聞に掲載された佐方さんの体験記。朗読用にまとめ直し、池田さんと松浦さんにより平成25年の第10回平和祈念資料展「語り継ぐ集い」で初演された。

 松浦さんの「若いお母さんや子どもたちに聴いてもらいたい」という思いを受け、3年ぶりの上演となった。会場には幼児を連れた母親の姿や小学生らが多数訪れた。また、佐方さんと同じ北朝鮮から引揚げてきた人たちも参加し、子どもを守り抜くという母親の決意と強い意志に共感していた。

 最後は全員で「ふるさと」などを合唱。〃音楽とおはなし〃の世界は、世代を超えて共感を呼び、平和な時代に生きる幸せをかみしめ、二度と悲しい時代が来ないよう深く心に刻んだ。

□主催/亀井の丘町づくり実行委員会
□協力/夕刊デイリー新聞社
    サラみやざき
    宮崎マルチメディア専門学校

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