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土木学会環境賞を受賞−県と九電

本紙掲載日:2016-06-03
2面

耳川水系総合土砂管理で

 県県土整備部河川課と九州電力耳川水力整備事務所はこのほど、耳川流域において産学官民協働で取り組んでいる耳川水系総合土砂管理に対し、今後の河川事業の模範になるとして、平成27年度の土木学会環境賞を受賞した。「『耳川をいい川にする』という共通目標に向け、さまざまな取り組みを行った結果、実を結んだもの。地域住民をはじめとする全ての関係者に感謝したい」としている。

 耳川流域は平成17年の台風14号により甚大な浸水被害を受け、中でも諸塚村の浸水被害は拡大。その原因の一つとなった河川やダムにおける土砂堆積など、土砂に起因するさまざまな課題を流域全体で管理するため、国、県、市町村、関係団体、地域住民は同管理計画を策定(平成23年10月)し、河川改修工事、ダム通砂のためのダム改造工事、アユ産卵床調査などの取り組みを一体となって進めている。

 同賞は土木技術・システムを開発・運用し、環境の保全と創造に貢献した画期的なプロジェクトに与えられるもの。県県土整備部河川課の担当者は「計画の策定から評価まで、一貫して地域住民の皆さんに関わってもらっている点を高く評価していただいたのでは」と話している。

 また、さまざまな取り組みのうち、河川本来の機能を回復させ、土砂を上流から下流へと自然に流下させるダム通砂は、来年度から西郷ダムと大内原ダムで、平成33年度から山須原ダムで運用する予定という。「今回の受賞を励みに、さらに『耳川をいい川にする』ため頑張っていきたい」としている。

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