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連載−高千穂郷・椎葉山地域−未来へつなぐ農業遺産(4)

本紙掲載日:2016-05-14
1面
尾向小学校で約30年続く焼き畑体験学習。昔ながらの農法や儀礼を学んでいる

究極の循環型農法−認定で注目・移住増にも期待

◆椎葉村・焼き畑

 「このやぼに火を入れ申すへびわくど虫けらども早々に立ちのきたまえ」
椎葉村不土野の向山地区。重畳たる山並みに子どもたちの声が響く。唱えるのは昔ながらの「火入れの祈り」。自然への畏敬の念を込めた口上が終わると斜面に火が放たれる。

 焼き畑は、切り開いた山の斜面の木を枯らし、焼いた後にソバ、ヒエ、小豆、大豆と年ごとに作物を変えながら4年間作付け。その後は二十数年かけて地力を回復させ、再び焼き畑として活用することから「究極の循環型農法」と呼ばれている。

 この日本の伝統的農法を知り、継承しようという取り組みが尾向小学校(外山健一郎校長)で約30年間続く焼き畑体験学習。毎年夏、地域の協力を得ながら火入れや種まきを行い、農法と共に先人から受け継がれる儀礼なども学んでいる。

 焼き畑学習には地元青年団や消防団、保護者、職員、卒業生なども参加する。外山校長は「子どもたちに大自然の中で生きる人々の知恵、生き方の素晴らしさに気づいてもらいたい。協力してくれる人たちに感謝し、古里を大切にする人になってほしい」と狙いを話す。

 一方、昭和30年代まで村全域で行われていた焼き畑を唯一守り続けているのが同地区の椎葉勝さん(62)一家。世界農業遺産の認定以降、関東や関西を中心に問い合わせが増えたそうで、「いままで以上にやる気が湧いている」という。

 椎葉さんは民宿も経営しており、「普段味わうことのできない五感全てを使った山奥体験など、訪れる人たちの心を満足させられるよう、さらにもてなしのレベルアップを図りたい」と意欲を見せる。

 そんな向山地区の魅力に引かれ、「人間らしい充実した生活がしたい」と昨年4月に広島市から移住したのは青木優花さん(39)。椎葉さんが代表を務める地域おこしグループ「焼畑蕎麦苦楽部(そばくらぶ)」のメンバーとなり、焼き畑の保存伝承に関わっている。

 「椎葉村は、日本から消えつつある営みが残り、互いに助け合わなければ生きていきない場所。動物との共存や昔ながらの暮らしが脈々と受け継がれている」と青木さん。

 椎葉さんは「頑張り屋で明るく、行動力がある」と青木さんを評価。「後に続く人がいなければこの原始的な農法は失われる。子どもたちが帰って来たいと思えるような魅力ある村にしたい」と話し、認定によって都市部から移住するIターン者の増加にも期待している。

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