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学校が心の支え

本紙掲載日:2016-04-22
3面

高森町の避難所から通学−母が送迎、高千穂高2年の工藤さん

 高千穂高校には、熊本県高森町の避難所から登校する生徒がいる。経営情報科2年の工藤彩華さんだ。同町の自宅から通学していたが、16日未明の大地震以降、家族とともに同町コミュニティーセンターに自主避難。自宅にいたときと同様に母の寿恵さん(43)の送迎で通っている。大変な毎日だが、「今は学校にいる時間が一番安心する。みんなに会うと元気になれる」と話す。学校が心の支えとなっているようだ。

 工藤さんが暮らす高森町芹口地区は県境にあり、高千穂高校まで「車で30分ぐらい」。経営情報科で学びたかったため、学科のある家から最も近い同高校を選択した。

 16日午前1時25分ごろの大地震は、高森町でも震度5強の揺れを観測した。工藤さんは当時、家の2階の寝室で寝ていたという。

 「飛び起きました。縦に揺れた後、横に揺れた。今まで感じたことのない大きな揺れがすごく長く続いた」

 家族はすぐに集まり、、準備していた非常用持ち出しバッグなどを持って、家から車で5分程度の避難所に迷わず向かった。前震の14日午後9時26分の地震で「次に大きい揺れが来たら避難所に行こうと決めていたから」という。

 避難所は「騒然としていた。100人ぐらいはいたと思う。肩を寄せ合って互いに声を掛け合う姿やすすり泣く声も聞こえた。小学6年生の弟は顔面蒼白(そうはく)になっていた」と工藤さん。寿恵さんは「とりあえず子どもを落ち着かせることに専念した」。

 寿恵さんによると、地震直後は「停電だけで、幸いにも水とガスは使えた」という。集まった人たちで翌17日から炊き出しを行い、互いに励まし合いながら不安な時間を過ごした。

 そして18日月曜日。朝、寿恵さんから「学校に行く?」と聞かれた工藤さんは「行く」と即答したという。「行かないという選択肢はなかった。早くみんなに会って元気をもらいたかった」

 頻発する余震で眠れない日々が続き、体力的にもきつかったが、学校に行くことにためらいはなかった。寿恵さんも「離れるのは少し不安だったが、友達といるほうが精神的なストレスも軽減されると思い子どもの考えを尊重した」。

 高森町で避難所を利用する人はかなり減ってきている。家屋が倒壊したなどの大きな被害は少なく、全てのライフラインが復旧したためだ。

 工藤さん宅も大きな被害はなかったが、「弟が家では寝たくないと怖がっている。また、家の裏が土砂災害危険区域に指定されている」と毎晩、まだ避難所で寝泊まりしている。

 工藤さんは「ニュースを見ると胸が痛くなる。もしかすると、もっとつらい思いをしていたかもしれないと考えて怖くもなる。早く地震が終息して一日でも早く〃通常〃が戻ってほしい」。

 疲れた表情が少し和んだ瞬間があった。「友達と話しているときが一番楽しい」。そう話した時だった。

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