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種子・シダ植物−初の1000種超え

本紙掲載日:2016-04-14
1面
椎葉村で初確認のトヨボタニソバ(上)、40年ぶりに県北で見つかったクロイチゴ(中)とオオヒメワラビモドキ(下)=いずれも南谷忠志さん提供

県版レッドリスト27年改訂版−シカ食害や里山崩壊深刻

◆クロイチゴ40年ぶり再発見−トヨボタニソバ初確認

 県版レッドデータブックに記載する県内希少野生動植物のレッドリスト平成27年改訂版が公表され、種子・シダ植物の掲載数が前回改訂時(22年)の773種から231種増加の1004種と、初めて大台を超えたことが分かった。このうち、「絶滅」は2種増の47種。絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧I類」は五ケ瀬町のクロイチゴなど再発見8種と、椎葉村で初確認のトヨボタニソバなどを含め102種増の605種をリストアップした。シカの食害と里山の環境悪化が主要因。

 県は12年3月、希少野生動植物の生息・生育状況などを解説したレッドデータブックを発行。絶滅の恐れの程度をランク付けしたレッドリストの改訂は19、22年に次いで3回目。専門家らによる改訂検討委員会(委員長・岩本俊孝宮崎野生動物研究会長、15人)が調査し、整理した。

 検討委副委員長で宮崎植物研究会の南谷忠志会長(75)によると、1004種の内訳は種子植物が192種増の852種、シダ植物が39種増の152種で、動物などを加えた全体掲載数(1851種)の約54%を占めた。

 新たに絶滅としたのは、児湯郡内のダム工事に伴う移植で枯れてしまったキバナエンシュウムヨウランなど10種。

 一方で、これまで絶滅としていた8種の自生を再確認。クロイチゴは五ケ瀬町や延岡市北川町などで、オオヒメワラビモドキは諸塚と椎葉村の境付近でいずれも約40年ぶりに発見。コイケマは延岡市で、ヒナノキンチャクは日之影町でともに約20年ぶりに見つかった。

 絶滅したかどうかの判断が困難と分類されていた種でも、17種を再確認。延岡市北方町のシモツケヌリトラノオ、日向市東郷町のテンリュウヌリトラノオ、高千穂町のチョクザキミズなどが含まれる。

 県内初確認となる椎葉村のトヨボタニソバや延岡市北川町のベンケイヤワラスゲ、同市北方町のヌカイタチシダマガイなども絶滅危惧1類に加えた。また、絶滅の危機が増大の粁爐錬械玄鐐の144種を挙げた。

 南谷さんは掲載数が5年間で30%も増えたことについて、「一番はシカの食害。個体数の増加で今までは食べなかったものまで口に運ぶようになり、極めて深刻な状況」と表情を曇らせる。

 過疎が進む里山で刈り取りや野焼きなどが行われなくなったことも大きい。高齢者が里を離れることで土地が荒れ、生命力の弱い希少種が生き残れない環境が広がっているという。

 憂慮すべき事態に県はシカの適正捕獲に努め、希少種をシカから守るネットを各地に設置する。また、レッドデータブックに多種が掲載の五ケ所高原(高千穂町)や黒岳(諸塚村)などを重要生息地に指定し、住民の保護増殖活動を支援。保護条例も定め、動植物49種の無許可での採取を禁止する。

 南谷さんは「里山の適正管理は国家プロジェクトの取り組みが必要。一人でも多くの県民がこの危機的状況を理解し、皆で希少種を守るんだの意識を高めてほしい」と訴えている。

 なお、県はレッドデータブックの改訂を19年度に行っており、掲載するレッドリストは22年度に次いで今回が3度目の改訂。リスト全体では前回(クモ類は12年度版から)の1490種から1851種となり、361種の増加となった。レッドリストについては県のホームページからダウンロードできる。

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