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五穀豊穣願い奉納

本紙掲載日:2016-03-29
2面
祝子川春の神楽祭り
笛を吹く金子さん(右)

祝子川春の神楽祭り−延岡

 第9回祝子川春の神楽祭りが26日、延岡市尾崎町の尾崎営農集会所であり、尾崎神楽保存会(白石了三会長)と大野神楽保存会(酒井厚美会長)が家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)を願い神楽を舞った。

 同祭りは、平成16年に第1回を開催。同市の祝子川流域で活動している神楽保存会が2、3年に1度、当番制で行ってきたが、昨年からは尾崎、大野の両保存会が合同で毎年実施している。

 午後6時すぎからの神事後、両保存会の13人の舞い手が代わる代わる12番を奉納。最年少の甲斐有記君(11)をはじめ、新社会人となった3人の若い会員も軽やかな舞を披露し、来場者を楽しませた。

 この日、ひときわ大きな拍手が送られたのは、金子貴裕さん(18)=野地町=。金子さんは、尾崎保存会に祖父の明市さん(63)が所属している縁で小学6年生から神楽を始めた。以来、中学、高校と神楽を続け、今春、宮崎市の海洋高校を卒業、4月からは北海道で新社会人として働くことが決まった。

 「最後の神楽になるかもしれないので気持ちを入れた」と金子さん。来場者が見守る中、人々の災難を払い幸福を招き寄せる力強い「三番荒神」を勇壮に舞った。

 金子さんは「若い後継者が少ないのでこれまでの活動で少しは貢献できたかなと思う。地元に残る友達は今後も神楽の普及に努めてほしい。僕も保存会をやめるつもりはないので、帰ってきた時にはまた舞いたい」と話した。

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