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郷土の歌人をしのぶ

本紙掲載日:2016-03-21
3面
牧水歌碑に献酒する出席者

城山公園で歌碑祭−若山牧水延岡顕彰会

 第82回牧水歌碑祭が20日、延岡市の城山公園内の同碑前広場で開かれた。若山牧水延岡顕彰会(塩月眞会長)の会員や来賓、関係者、牧水の歌を愛好する市民ら約60人が出席し、旅と酒をこよなく愛した郷土の歌人・若山牧水をしのんだ。

 正午の訪れを告げる城山の鐘の音とともに、塩月会長が歌碑に刻まれた「なつかしき城山の鐘なりいでぬをさなかりし日聞きしごとくに」を朗詠。同顕彰会名誉会長の首藤正治市長が、牧水が好きだった酒をひしゃくに取り、碑に献じた。

 牧水歌碑の隣りに立つ牧水門下で牧水を最も敬愛した谷自路の歌碑には孫の谷睦さんが菓子を、越智渓水の歌碑には長男の越智緑朗さんが酒を供えるとともに、それぞれの歌碑に刻まれた歌を木村とし子さんと越智きくみさんが朗詠した。

 首藤市長は「昭和10年の歌碑建立から戦時中も途絶えることなく歌碑祭が続いてきたことは、この歌碑に多くの延岡市民の心が寄せられ続けてきた証し。これからもこうした取り組みを末永く続けていただきたい」。

 塩月会長は「延岡の牧水歌碑は、静岡県沼津、長野県小諸に続き全国で3番目。全国130を超える碑の中でも高弟と並んで立つのは延岡城山の歌碑だけ。人を大事にしてきた牧水らしい歌碑。今後もさらに会を盛んにしていきたい」とあいさつした。最後は出席者全員で歌碑に献酒した。

 同歌碑は昭和10年3月21日、全国で3番目の牧水歌碑として建立され、以来、戦時中も途絶えることなく毎年3月に歌碑祭を開催しており、今回で82回目を数える。

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