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医療機器売り込み強化−東九州メディカルバレー構想

本紙掲載日:2016-03-16
3面
平成28年度の取り組みなどを確認した東九州メディカルバレー構想県推進会議

県推進会議−タイで開発取り組みPR

 東九州メディカルバレー構想県推進会議(座長・國武久登宮崎大副学長)は15日、県庁で開き、平成28年度はタイの国立大学で医療機器開発の取り組みPRなど海外への販路開拓強化に努めることなどを確認した。また、事業実施から5年が経過したことを踏まえ、次の5年間はさらなるステップアップを目指すことも誓い合った。

 会議には県や旭化成、九州保健福祉大などから約40人が出席。本県と大分県が進める同構想は、血液・血管に関する世界有数の医療機器メーカーが集積する本県北部と大分県南部エリアの特性を生かし、産学官連携で四つの拠点づくりに取り組む。23年12月には国の地域活性化総合特区指定も受けている。

 このうち「医療機器産業の拠点づくり」では、九州保健福祉大などが共同開発中の人工呼吸器を着けたまま自動的にたんを吸引する装置を、将来のビジネスチャンスにつなげようとタイのタマサート大学でPR。「研究開発の拠点づくり」では、10月に宮崎市である日本腎臓学会西部学術大会で医工連携の取り組みを紹介する。

 自動たん除去装置については、同大の竹澤真吾臨床工学科教授が開発状況を説明。今年に入って県立延岡病院での臨床研究が終わり、安全性を確認。最終段階となる28年度は、秋ごろにタイのタマサート大学医学部付属病院などで再度臨床研究を実施し、順調なら12月の医療機器認可申請を目指す。

 会議ではこの5年間で、県医療機器産業研究会の参加企業が当初の32社から今年2月現在で74社に増えたことや、医療機器製造業の許可取得企業も県北3社を含む8社に増えたことなど順調な取り組み状況が報告された。

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