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日向中の生徒「対馬丸」の悲劇を演劇に

本紙掲載日:2016-02-26
7面
沖縄戦などで亡くなった人々の氏名を刻んだ記念碑「平和の礎(いしじ)」の映像をバックに歌う
孫娘を連れて初めて慰霊祭に出席した元教員の糸数先生(左から2人目)が教え子らに謝罪する場面
娘に当時の思い出を語る糸数先生
子どもたちに九州への疎開を呼び掛ける場面
出演者全員で「ジュゴンの見える丘」を合唱
保護者や地域の人たちが鑑賞(日向市中央公民館)

沖縄から九州へ、魚雷攻撃で沈没した学童疎開船

◆過去の悲しい出来事を自ら調べ演じる

 戦後70年の昨年、日向中学校(日盻唹賚差残后砲陵志生徒でつくる「人権に関する学習会」は、学童疎開船「対馬丸」を題材にした平和劇の制作に取り組んだ。関連図書など基に脚本を書き、10月に校内の文化祭で披露すると保護者らが絶賛。幅広い世代の人たちに見てもらおうと、11月に保護者会が主催し日向市中央公民館で再演された。命の尊さや平和の大切さについて考えた生徒の劇を写真と共に紙面で振り返る。

◇教員だった祖母が孫へ

 タイトルは「海の底から〜学童疎開船『対馬丸』の悲劇」。太平洋戦争中の昭和19年8月22日、沖縄から本土に疎開する小学生たちを乗せた輸送船・対馬丸が、アメリカの潜水艦の魚雷攻撃を受け沈没した「対馬丸事件」を題材に描いている。

 劇は、元教員で子どもたちと一緒に対馬丸に乗った日向市塩見に住む祖母が、孫娘に当時の状況などを語り掛ける場面から始まる。

 子どもたちに疎開を勧めた自分を責め、「あの子たちにどうおわびすれば…」と、日記を手に、これまで誰にも話したことのない生き残った苦しみを語る。

 事件を回想する場面では、希望を持って本土へ向かおうと対馬丸に乗り込む子どもたち、心配そうに身を案じる保護者、子どもたちの安全を第一に考え疎開を促す教員などを、それぞれの生徒が熱演。当時の写真などをバックに映し出し、堂々と感情豊かに演じきった。

 祖母は事件以来初めて孫娘と共に沖縄を訪れる。慰霊祭に出席し、自身と同じように生き残った当時の子どもと再会を果たす。事件の全容を知り平和について考えた孫娘は、戦争の悲惨さを伝える語り部になる決意をして劇は終わる。

 11月28日に市中央公民館であった劇は、文化祭当日見ることのできなかった保護者や地域の人たち、沖縄から学童疎開を受け入れた富高小と塩見小の当時児童だった人たちなど幅広い世代が鑑賞した。

 人権に関する学習会の会長で3年生の児波美奈子さんは「戦争を経験していない中学生でも、過去から学び平和の大切さを訴えることができると感じました」と話した。

 公益財団法人対馬丸記念会によると、対馬丸に乗船していた疎開者は、子ども・一般合わせて1661人。このうち亡くなった子どもで名前が判明しているのは783人。沈没後に救助されたのは約280人だったという。

◇自主活動だからこそ

 人権に関する学習会は、仲田彰教諭の指導で3年生を中心に約30人が、昼休みなど利用してさまざまなテーマで平和について学んでいる。取り組みは、約3年前に立ち上げた自主活動として始まった。

 今回の劇は5月から脚本に取り掛かり、3年生の脇楓花さん、甲斐瑶菜さん、落合萌さん、佐藤樹瑠杏さんの4人で考えた。夏休みに代表5人の生徒が実際に沖縄を訪れ、対馬丸記念館の見学、生存者の講話など通して学習。本やテレビなどを参考にしながら脚本は8月ごろに完成し、昼休みや放課後など使って劇の稽古に励んだという。

 出演はもちろん、音響や照明なども全て生徒が担当した。仲田教諭は「自主的だからこそ頑張れる。その頑張りは他の生徒にも連鎖し、中央公民館では文化祭以上のクオリティーを見せてくれた」と生徒の頑張りを手放しで褒めた。

 学習を通して児波会長は「知らない歴史を知ることは大事なこと。過去の悲しい出来事も知っておかないといけないと思いました。これからも歴史を学んで後輩やいろんな人たちに伝えていきたい」と意気込みを話した。

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