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来夏の登録へ一丸−祖母傾エコパーク

本紙掲載日:2016-02-23
3面
申請書案などを承認した両県推進協議会

大分・宮崎両県推進協が総会−申請書案など承認

 宮崎、大分両県にまたがる祖母傾山系周辺地域のユネスコエコパーク(生物圏保存地域)登録を目指す大分・宮崎推進協議会は22日、佐伯市で総会を開き、日本ユネスコ国内委員会(事務局・文部科学省)に提出する申請書案と登録後10年間の管理運営計画書案をそれぞれ承認した。

 対象地域は、宮崎県側の延岡市、高千穂、日之影町、大分県側の佐伯、豊後大野、竹田市の6市町にまたがる広さ約25万2259ヘクタール。

 エコーパークには(歔喚経済・社会の発展3惱囘研究支援の三つの機能があり、それぞれの機能を満たすために祖母、傾、大崩山頂を中心とする1580ヘクタールを核心地域、同地域を取り巻く1万7839ヘクタールを緩衝地域、沿岸部などを除く6市町の23万2840ヘクタールを移行地域に設定した。

 昨年8月に提出した申請書概要では緩衝地域を4398ヘクタールとしていたが、審査会の指摘を受けて約4倍の広さに拡大。常緑樹林(照葉樹林)が比較的まとまった面積で残る延岡市の行縢山周辺地域を〃飛び地〃とするなどの修正を加えた。

 申請書は要約と詳細から成り、エコパークとしての機能や地形、気候、生態系などに関する特徴、登録の目的や保全機能などを記載している。今月中に提出後、5月に国内委員会の分科会で内容を確認、8〜9月ごろの最終審査を経て国内推薦の可否が決まるという。登録は早ければ来年夏ごろと見込まれている。

 両県協議会の共同代表を務める杉浦嘉雄・日本文理大教授は「(申請書案の提出が)ゴールではなくスタート。運命共同体として一緒にやっていきたい」、岩本俊孝・宮崎大名誉教授は「世界農業遺産など先行するプロジェクトと手を取り合い、さまざまな事業を行うことが地域振興につながる」と登録に向けて圏域自治体の結束を呼び掛けた。

 出席した6市町の首長からは「エコパークに対する地域住民の理解や認識を深めることが大切」などの意見が出され、11月26日に豊後大野市で6市町合同のシンポジウムを開くことを決めた。

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