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アカアマダイ稚魚2万2千匹、県沿岸に放流

本紙掲載日:2016-02-10
1面
放流のため、協会の水槽から漁船に移されるアカアマダイの稚魚(10日、県水産振興協会)

延岡市熊野江町−県水産振興協が生産

 延岡市熊野江町の県水産振興協会(是澤喜幸理事長)で生産し、全長7センチに育った「アカアマダイ」の稚魚2万2千匹が、10日までに日向市沖などの県沿岸に放流された。

 アカアマダイは1キロ2千円ほどの高値で取引される白身の高級魚。水深70〜160メートルの砂泥底にすみ、主にはえ縄漁で水揚げされる。県内の漁獲量が減少していることから、県の委託を受けた協会が前年度から種苗生産に取り組んでいる。

 協会によると、今年度は、天然の活魚から採って人工授精させた受精卵を用いて昨年の倍に当たる約6万6千匹のふ化仔魚(しぎょ)を確保。周囲を遮光ネットで覆うなど天然に近い環境で育てた結果、目標の1万5千匹を大きく上回る生産量を達成した。

 放流は8日から始まり、県水産試験場が腹びれをカットした標識魚1万5千匹を日南市沖に放したほか、日向市、串間市、川南町沖にそれぞれ2千〜3千匹が放流された。標識魚は県が水揚げの機会を利用して追跡調査するが、放流効果が分かるまでには4〜5年かかる見込みという。

 協会の水田篤技術主任は「この2年間で量産化につながる生産技術はある程度確立できた。放流事業がアカアマダイの資源回復につながってほしい」と話していた。量産化に向けた種苗生産は今年度まで計画されている。

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