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師走祭り−赤く染まる一本鳥居

本紙掲載日:2016-01-23
1面
燃え上がるスギやぐらの迎え火の中、神門神社へと進む御神幸行列(22日、美郷町南郷神門)

百済王、父と子再会果たす−美郷町南郷

 百済王族の亡命伝説に由来する「師走祭り」が、22日から美郷町南郷の神門神社を中心に開かれている。初日夜には恒例の「迎え火」が行われ、訪れた木城町比木神社の一行を歓迎した。

 伝説によると、滅亡した百済から王族が日本に亡命し、百済王族の父・禎嘉王が日向市金ケ浜、長男・福智王が高鍋町の蚊口浦に漂着したとされる。祭りでは比木神社に祭られている福智王が、禎嘉王を祭る神門神社を訪ねて巡行し、年に1度の再会を果たしている。

 午後6時すぎ、神門神社近くの一本鳥居周辺に並ぶ高さ5メートル以上のスギやぐら26基に火が放たれた。炎で周囲が赤く染まる中、両神社一行の御神幸行列は、見物客に見守られながら鳥居をくぐり、初日の「上(のぼ)りまし」を締めくくった。

 祭り2日目の23日は、王族を助けたという地元の豪族「どんたろ」さんを祭る塚でのお礼参り、王の衣類を洗ったという故事に基づく小丸川での洗濯行事などが行われた。

 最終日の24日は「下(くだ)りまし」といわれ、別れの悲しみを隠すために両神社の一行が顔を黒く塗り合うヘグロ塗り、互いに「おさらばー」と声を掛け合う別れの行事が行われる。

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