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師走祭り−白波に耐え海中みそぎ

本紙掲載日:2016-01-22
3面
海中みそぎで身を清める比木神社の一行(22日午前、日向市金ケ浜)

上りまし−22日夕、迎え火

 美郷町南郷の神門神社と木城町の比木神社に伝わる百済王族の亡命伝説にちなむ「師走祭り」が、22日から始まった。24日まで神門神社周辺で千年以上守り継がれる伝統の祭事が行われる。

 「上(のぼ)りまし」といわれる初日は、王族の長男・福智王を祭る比木神社の一行が午前に同神社を出発。父・禎嘉王が漂着したといわれる日向市金ケ浜に立ち寄った。

 男性7人がご神体とともに白ふんどし姿の「海中みそぎ」で海に入り、ご神体に水がかからないよう配慮しながら体を沈め、押し寄せる白波に何度も耐えた。

 一行はこの後、二男・華智王を祭る日向市東郷町の伊佐賀神社で神門神社の一行と合流。王族父子の対面を果たした。22日午後6時からは、神門神社近くの一本鳥居で迎え火が行われ、約30基のスギやぐらの火の中を神門神社に向かい、親子再会の場面を再現する。

 祭りは、異国の地で離ればなれに祭られている王族の御霊を慰める行事。伝説によるとその昔、滅亡した百済から日本に逃れた王族がしけで金ケ浜などに漂着。それぞれが奥地に入り、のちに神として祭られたとされる。祭りでは比木神社に祭られている福智王が、禎嘉王を祭る神門神社を訪ねて90キロを巡行し、年に1度の再会を果たす。

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