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天然記念物のマガン−延岡

本紙掲載日:2016-01-11
3面
羽を休める天然記念物のマガン(10日午後4時5分、延岡市片田町の田で田崎さん撮影)

片田町で撮影−野鳥会の田崎さん

 天然記念物に指定されている渡り鳥のマガン(雁)2羽が延岡市片田町の田んぼに飛来しているのを10日、日本野鳥の会宮崎支部員の田崎州洋さん(80)が一眼レフデジタルカメラに600ミリの望遠レンズを付け撮影した。

 マガンは、全長約60センチ、羽を広げると約150センチになり、冬になると繁殖地のシベリアから日本に渡り、宮城や石川など北日本の沼で越冬する。

 全国各地に約10万羽飛来するとされるが、そのうち、約9割は宮城県の伊豆沼など同県北部の平野部で越冬。昼間は田に居て夜に沼で休み、群れで飛び立つ「雁行(がんこう)」と呼ばれるV字編隊が醸し出す風景は同県の冬の風物詩という。

 「くちばしがオレンジ色のカモがいる」と、近くを散歩していた知人から一報を受けた田崎さんが午後4時すぎ、一回り大きいマガンがカモの群れの中に交じって羽を休めているのを確認した。

 日本野鳥の会のポータルサイトでは、島根や山口、愛媛での撮影例が報告されているが、ほとんどが宮城県や北海道など北日本。同会宮崎支部によると、平成13年3〜4月に高鍋町で25羽が目撃され、同25年12月に佐土原町で撮影例が報告されている。

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