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新年号・第3部−奥椎葉のパワースポット

本紙掲載日:2016-01-01
11面
洞穴「土岩戸」の内部。洞口は角度によってハートの形に見える
たわわに実ったカキの木の下を展望台へと登る「えんぱく」の参加者
山岳修行の場にもなった石灰岩の洞穴「岩戸」。中央奥に神棚が祭られている
土岩戸で記念写真に収まる「えんぱく」の参加者や地元椎葉村の関係者。左端が案内してくれた尾前一日出さん

ルポ秘境の洞窟探検・椎葉村尾前地区−「えんぱく」に同行

◆自然の癒やし体験

 熊本との県境にそびえる九州脊梁(せきりょう)山脈の最高峰「国見岳」(標高1739メートル)。その玄関口にあたる椎葉村尾前地区に、地元で「岩戸」「土岩戸」と呼ばれる天然の洞穴がある。かつて山岳修行の場にもなった神秘的なエリアを里山づくりに生かそうと、長年途絶えていた洞穴への道が地元の人たちの手で切り開かれた。秘境によみがえった「パワースポット」を訪ね、自然が宿す癒しの力を体験した。

 日本初の大規模アーチ式ダムが満々と水をたたえる「日向椎葉湖」。尾前地区は、椎葉村の中心部・上椎葉から湖岸を約30分ほどさかのぼった耳川源流域にある。

 やまやまが冬の装いを濃くする昨年11月下旬、延岡商工会議所などが主催する体験交流プログラム「えんぱく」の探検トレッキングに記者も同行した。

 案内してくれたのは村で設計会社を営む尾前一日出さん(56)。15年前に独立して椎葉に帰郷、尾前里山保全の会や村ツーリズムネットワーク会長などを務める山の専門家だ。

 洞穴があるのは民宿「おまえ」の裏山斜面。里山保全の会と村商工会青年部(尾前徳彦部長)のメンバーが、昨年4月から道の整備を進めていたという。

 急坂を登ること10分余り。ふいにコンクリートのような白い石灰岩の塊が現れる。崖の上にぽっかりと開いた黒い穴。洞内は高い所で約3メートル、幅は5メートルほどだろうか。

 尾前さんによると、昭和30年からの5年間、修験者が「岩戸」と呼ばれるこの洞穴にこもって修行を積んだという。洞口から差し込む日の光にうっすらと浮かぶ神棚。神秘的な雰囲気にカメラのシャッターを押す手が一瞬止まる。

◆「岩戸」と「土岩戸」

 岩戸からさらに進むと崖の上にもう一つの洞穴が口を開ける。土混じりの石灰岩でできた「土岩戸」だ。斜面に沿って開いた狭い入り口をくぐると内部は思いがけずに広い。50人は入れそうだ。

 「ハートに見えませんか」。尾前さんの声に振り返ると、洞口がなるほど細長いハートの形に見える。薄暗い奥の天井にはもう一つの穴。携帯電話の明かりをかざした岩肌に青い光の点がキラキラと輝く。

 道沿いにはカヤやモミ、モミジ、ケヤキなどの大木が林立する。ふわふわした落ち葉を踏みしめ、時々立ち止まっては尾前さんの解説に耳を傾ける。自然の癒し効果だろうか、標高差200メートルほどの登りもほとんど疲れを感じない。

 のんびりと歩くこと約1時間30分。平家落人伝説に由来する「鷂(はいたか)堂」近くの「展望台」に着いた。国見岳の尾根筋にあたり、ここから五勇山(標高1662メートル)を抜けて国見岳山頂まで約5時間で行けるという。

 崖にせり出す〃ウッドデッキ〃は尾前さん手作り。遮る物のない視線の先に五ケ瀬町の向坂山(標高1684メートル)が見える。朝方冷え込んだこの日、日本最南端のスキー場がある山の尾根は白銀に輝いていた。

 「洞穴は不思議な力を感じるパワースポット。このフィールドを生かし、トレッキングやツリーハウス作りなど山奥の自然を体験できるイベントを企画していきたい」と尾前さん。椎葉村観光協会の椎葉記史事務局長も「椎葉ファンクラブ『しいば好き人』の体験ツアーの一つとして活用したい」と話す。

 「えんぱく」の参加者は、奥椎葉の豊かな自然とそこで暮らす尾前さんらの生き生きとした表情にすっかり魅了された様子。延岡市高千穂通の山本祥子さん(50)は「道は階段状の石や落葉で歩きやすく、洞穴も神秘的だった。山の新鮮な空気に身も心も癒された」と話していた。(谷口幸司)

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