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新年号・第3部−延岡の伝統工芸品「のぼりざる」

本紙掲載日:2016-01-01
1面
申(さる)年を迎え、ますます人気ののぼりざる
唯一ののぼりざる制作者となった橋倉由美さん

健やかな成長願って−受け継ぐ父母の思い

 今年は申(さる)年。延岡には、風を受けてスイスイとさおを上る猿がいる。伝統工芸品の「のぼりざる」だ――。

 猿は、縁起を担いだ能や歌舞伎の演目の「三番叟(さんばそう)」仕立て。烏帽子(えぼし)をかぶって鼓を背負い、手はさおを抱え込んでいる。

 のぼりにぶら下がった張り子の猿は、風でのぼりがはためくと、さおを伝って上る。その姿は軽やか。

 現在、制作しているのは西階町の橋倉由美さんただ一人。のぼりざるの由来は諸説あるが、由美さんが父・松本電蔵さん(故人)から聞いたのはこうだ。

 江戸時代、農作物を食い荒らす猿を退治したところ、収穫は増えたが子どもに疫病がはやった。これを人々は猿のたたりと恐れ、庭先にのぼりざるを立てて供養すると疫病は治まった――。

 猿がさおを上る姿から、子どもの立身出世や健やかな成長につながるとされ、節句に飾られている。江戸時代は武士の妻たちが作っていたという。

 美術教員だった電蔵さんが若い頃に作り手から教わり、亡き母の節子さんが主に製作。電蔵さんは力仕事を手伝って支えた。

◆豊かな表情「読み取って」

 のぼりざるの工程はおよそ30。木型に紙を貼ってなめして乾燥。それを何回も繰り返す。大きい物では9枚も紙を重ねるという。

 色付けでは頭、体、顔、足と、色を最低2回は塗り、顔や足にはニスでつやを出している。色塗りの順番は節子さんから教わった。

 そして、赤のまわしを締め、手と鼓などをつけて1晩置く。たすきを掛けて御幣を刺し、頬に鶏の羽根のひげをつけて完成だ。

 材料集めや管理など苦労はあるが、手描きの顔は表情が自然とそれぞれ違うものになるため、顔を描くのが楽しみという。「お猿さんの表情を読み取ってもらうとうれしい」と由美さん。

 小さい頃、楽しみながら制作の手伝いをしていた。病床の父から「のぼり猿は良いものだから、お前の手で残してくれ」と言われ、東京から帰郷した。

 母と父が作ってきたのぼりざる。由美さんは今、夫・孝さんと二人三脚で製作している。「父母がせっかく残してくれたものだから、絶やさずに残していきたい」とその思いは強い。

 最近は、お土産として買い求める人も多い。毎年4月頃が製作のピークだが、申年ということもあり、昨年8月から準備に取りかかってきた。今年の5月の節句まで忙しさは続くという。(大脇涼)

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