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新年号・第2部−笑顔が見たくてドクター奮闘

本紙掲載日:2016-01-01
11面
細かな部品も忘れないように再び組み立てられる「ガンガンセイバー」
元通りになった「ガンガンセイバー」を手にする松下浬君
踊るサンタのおもちゃを数人のドクターが協力して手術
末廣さん母娘に犬のおもちゃの状態を説明する新名さん

おもちゃ病院毎月開院−延岡

◆思いの詰まった宝物よみがえらせたい

 延岡市三ツ瀬町の社会福祉センターで毎月第4土曜日に〃開院〃する「おもちゃ病院のべおか」。三原達雄代表(72)が平成24年4月から実施しているボランティア活動だ。開院日には子どもから高齢者までがおもちゃを持参する。部品交換などをした場合はその分が有料になるが、基本的に修理は無料。思い入れのあるおもちゃを手に訪れる人たちの期待に応えようとボランティアの〃ドクター〃たちが毎月奮闘している。

◆家族の思いに応えたい−長期入院した犬のおもちゃ

 おもちゃ病院のべおかには現在10人のドクターが登録、毎回6〜8人が待機する。電子機器に強い人もいれば、縫いぐるみの縫製や機械式おもちゃを得意とする人もいる。共通するのは「モノを直すのが好き」で「喜んでくれた顔を見るのがもっと好き」という点だ。

 エアガンのように人を傷つける可能性のあるもの、浮き輪のように万が一の場合命に関わるようなもの、テレビゲームなどは受け付けていない。

 最近は、しゃべる縫いぐるみ、振ると音や光が出る変身ヒーローの武器、超小型ラジコンヘリコプターなど、一筋縄ではいかないおもちゃが多いという。

 12月の開院日、前回〃入院〃した犬のおもちゃが退院前の調整をされていた。しかし、縫いぐるみをかぶせて動きをチェックしていたドクターの顔が曇る。かぶせる前は機械部分もきちんと動いていたのだが、かぶせると動きが鈍い。元気なころは、キャンキャンと鳴きながら前後に動いて楽しませてくれたというのだが…。

 預かっていた新名高さん(70)は「何とか再生させたい」と再び縫いぐるみをはがして調整を続けたが、思うようにならない。持ち主の末廣裕子さん(39)と長女こころちゃん(小5)、詩子ちゃん(小2)に状況を説明し、もうしばらく預かることになった。

 犬のおもちゃは、こころちゃんが1歳のときに祖父母からプレゼントされたものだ。動かなくなってからも詩子ちゃんに引き継がれ、今では末っ子の菜乃ちゃん(4歳)がかわいがっている。

 「動かなくてもかわいいので、そのままでもよかったのですが、もしかしたらと思い持って来ました」と裕子さん。

 犬は〃長期入院〃が必要となったが、同じ日に持参したピアノと、しゃべるアンパンマンの縫いぐるみは、その場で直してもらった。「すごくありがたかったです」と裕子さん。こころちゃんは「ピアノを開けて直すところがすごかった」、詩子ちゃんは「生き返ってよかった」と感謝を口にしていた。

 再び入院が決まった犬のおもちゃに新名さんは「思い出が詰まっているおもちゃです。何とかしてご家族の思いに応えたい」と話した。

 後日、犬のおもちゃは新名さんからバトンタッチされた吉田茂さん(62)の手で完治した。新のときより〃元気〃になったという。

◆僕の宝物を直してね−落として壊れたおもちゃ

 延岡市の松下浬(かいり)君(5歳)は、保育園の運動会で頑張ったご褒美の仮面ライダーゴーストの「ガンガンセイバー」を持って来た。斬撃音や必殺技の音に合わせてLEDが発光する男の子に人気のおもちゃだ。落として壊れてしまったという。

 毎朝、幼稚園に行く直前まで手放さない宝物。数人のドクターが分解する様子をじっと見詰めていた。
 
 大小のねじがいくつもある。変形するため可動部分も複雑だ。ドクターたちは全て分解し、電源を入れて音や光を取り戻したのを確認して組み立てる。小さなねじを留め忘れていないかも大事なポイントだ。

 〃大手術〃を終えた宝物を再び手にした浬君。元通りになったのを確認してにっこり。「よかった。いっぱいうれしい。ありがとうございました」と笑顔を見せた。

◆喜びの表情が見たくて−できる限りのことをしたい

 修理を受け付けていないものもあれば、直すことができないものもある。増えている外国製のおもちゃは、内蔵されている細かな電子機器の交換ができない。また、配線が細くて切れやすいものも多い。しかし、できる限りのことをしてあげたいというのがドクターたちの心意気だ。

 ドクター3年目の岩崎浩二さん(64)は「まったくの素人で、先輩たちのやり方を見ながら覚えてきました。日々勉強です。子どもの笑顔を見るのが一番のやりがい」と目を細めた。

 三原代表は「正直『お手上げ』と思うことはありますが、直ったときにはうれしそうな顔で『ありがとう』と言ってくれます。その表情を見たくて続けているようなものです。技術が日々進化しているので、いつかみんなで『おもちゃ博』に出掛けて勉強しよう、という話も出ています」と話した。

 おもちゃ病院のべおかは、ボランティアスタッフを募っている。専門知識や技能は不要。「好きで始める人ばかりです。もちろん〃医師免許〃も要りません」。

 インターネットは「おもちゃ病院のべおか」で検索。(甲斐治明)


11月の開院日に参加したおもちゃドクター。前列左から新名高さん、三原達雄さん、吉田茂さん。後列左から村山直樹さん、財前洋子さん、岩崎浩二さん、鈴木鉄夫さん
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