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日向との県北決戦制す
再編後、単独では初
第49回県高校新人ラグビー大会(兼第31回全九州新人大会県予選)最終日は1日、高鍋町小丸川運動公園多目的広場で15人制の決勝と10人制の決勝、3位決定戦があった。県北決戦の15人制決勝は、延岡星雲が日向を24―5(前半5―0)で破り、延岡東、延岡東・星雲から数えて3年ぶり9度目、延岡星雲としては初優勝を飾った。
延岡星雲は前半23分、ナンバー8佐藤義朗がトライ直前にハイタックルを受けたため、ペナルティトライで先制。さらに後半11分、敵陣ゴール前5メートル中央のラックから佐藤がゴール中央にトライし突き放すと、同23分、26分にもトライを奪い、試合を決めた。
日向は後半16分、敵陣ゴール前中央のラックから左FL橋口優が右にトライしたが、反撃もここまでだった。
◆延岡工3位で九州大会へ10人制
10人制の3位決定戦は、延岡工が宮崎農を27―10(前半22―5)で破った。延岡工は前半だけで4トライの猛攻を見せるなど、試合を終始リードした。決勝は、宮崎西が都城農を33―0で下し初優勝。
15人制の上位2チームは佐賀県で21日開幕の九州新人大会に、10人制の上位4チームは県総合運動公園で3月20日開幕の九州10人制大会に、それぞれ出場する。
▽15人制決勝
延岡星雲24 5−0 5日 向
19−5
▽10人制3位決定戦
延岡工 27 22−5 10宮崎農
5−5
▽同決勝
宮崎西 33 14−0 0都城農
19−0
◆「総体を取る」と雪辱誓う−日向
「相手にのまれて自分たちのプレーができなかった」。日向の黒木一樹主将は、県北決戦を冷静に振り返った。
花園(全国大会)での激闘から1カ月。準備期間が短い上にけが人を抱えるなど決して万全ではなかったが、後半16分にトライを奪い、力の一端を発揮してみせた。
森田康平監督は「もう一度、走ることから始めたい」と話し、黒木一主将は「総体を取る」と雪辱を誓った。
◆また一つ「新たな時代」、久しぶり勝利の雄たけび−延岡星雲
「よっしゃー」。粘るライバルをねじ伏せ、延岡星雲フィフティーンが勝利の雄たけびを上げた。
前身の延岡東から延岡星雲へと、再編の時を超えてつかんだ9度目の栄冠。「なかなか勝てない時期が続き、悔しさをバネにみんなで頑張ってきた」と西埜快監督。また一つ新たな時代の扉を明けた瞬間だった。
前半、風下に立っても冷静だった。キックを多様する相手に対し、確実なキック処理で主導権を握らせなかった。FWも佐藤義朗主将の「スクラムで負けなかった」の言葉通り組み負けせず、さらに走力を生かした集散の速さでじわりと追い詰めた。
均衡が崩れたのは前半23分。敵陣10メートル付近のラックから、ナンバー8の佐藤が抜け出した。たまらず相手が佐藤に対しハイタックル。反則がなければトライが決まっていた、と判定するペナルティトライで先制した。
後半も延岡星雲の優位は動かず、後半26分までに3トライ、2ゴール。低く鋭いタックルで日向の前進を止めるなど、攻守にわたり最後まで〃攻め〃の姿勢を貫いた。
昨秋の新チーム編成後、基礎体力アップに加え、タックルの姿勢など基本練習を徹底してきたという。佐藤主将は「全員が気持ちを切らさずに頑張れた」と胸を張り、西埜監督も「厳しい練習に耐えて随分たくましくなった」とフィフティーンの姿に目を細めた。
グラウンド外では「お世話になっている周囲に恩返しを」(西埜監督)と、校門に並んでのあいさつ運動や練習前の清掃活動を続けている。佐藤主将は「コミュニケーションがとれて1、2年生の距離が縮まった」とプレーへの効果を語った。
一丸でつかんだ栄冠に続き、次は5、6月の県高校総体を狙う。今大会準決勝で競った高鍋、花園の激闘を経験した日向との3強よる激戦は必至の中、最後に花園切符を手にするまで、延岡星雲は走り続ける。