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看護科を新設−聖心ウルスラ学園高校

本紙掲載日:2012-07-12
1面
聖心ウルスラ学園高校の看護科新設で会見する佐田理事長=写真右=と牧野校長(11日、延岡市役所)
短大だった校舎を改築して使用する看護科棟。完成は8月を予定している

5年一貫、県北初−来年4月開設へ

 延岡市緑ケ丘の聖心ウルスラ学園(佐田栄子理事長)は11日、高校(牧野みどり校長)に「5年一貫の看護科」を新設すると発表した。看護師国家試験受験資格の養成校としての国の認可取得を目指して準備を進め、来年4月に開設する。高校での5年一貫看護科の設置は県北で初めて。

 県から10日付で学科設置の認可を受け、延岡市役所で会見した。佐田理事長によると、学園は平成27年に学校創立60周年。大きな節目を前に、教育分野で県北地域に貢献する方法を検討した結果、県北地域で慢性的に不足している看護師を養成する学科新設を決めたという。

 同科は、高校課程3年と専攻課程2年の計5年間の一貫教育の中で生徒を育成し、看護師国家試験受験資格を取得するコース。定員は男女計40人。現在、短大として使っていた校舎を看護科棟として改築しており、8月完成を予定している。

 実習は、延岡市や日向市などの医療機関や保育園、幼稚園、高齢者福祉施設など約40施設の協力で、すべて県北で行える。講師陣もさまざまな分野から招く方向で検討している。来年1月に入学試験(学力試験、個人面接)を行い、4月に第1期生を迎える計画。

 同学園は4月27日付で県に看護科設置を申請し、今月10日付で認可を受けた。看護師国家試験受験資格の養成校の認可に向けては、10月ごろに文科省の実地調査が行われ、基準をクリアすれば12月末に養成校の指定書の交付を受けられる見通しという。

 佐田理事長は「医療従事者にふさわしい総合的な人間教育を行い、豊かな心と豊富な知識、高度な技術を持った現代の医療現場に対応できる人材育成を目指したい」。牧野校長は「5年という長い時間をかけて献身的な心を育てるとともに、地元を愛し、地元に残る看護師を育てたい」と話している。

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