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椎葉村の菓子店−菓te―ri(かてーり)

本紙掲載日:2024-09-07
1面

2号店オープン−延岡市恒富町

◆バターサンド人気−地域に愛される店に

 宮崎県の食材にこだわったバターサンドを企画開発し、人気を集める椎葉村の菓子店「菓te―ri(かてーり)」(椎葉昌史代表)はこのほど、延岡市恒富町に2号店となる延岡店をオープンした。今後は延岡市の食材を使ったバターサンドの種類も増やしていく考えで「地域に愛される店に」と意気込む。

 椎葉代表は椎葉村出身。「かてーり」は同村の方言で「助け合う」を意味する。高校時代は県立延岡東高(現在の県立延岡星雲高)で学び、延岡市には友人も多い。また、妻の美夏さんや、これまで同村に移住し椎葉店を支えてきた店長も延岡市出身であるため、「いずれは、ゆかりのある延岡にも店を構えたい」と考えていたという。

 「菓te―ri」は2019年に創業。「高千穂発酵バター」(南日本酪農協同、都城市)を使った「宮崎バターサンド」シリーズはコロナ禍に、消費の落ち込む地元農家に声を掛けて商品化した。栗、イチゴ、日向夏、釜炒(い)り茶、餡(あん)、サツマイモなど、どれも宮崎県の食材にこだわって作られている。

 中でも、小林市須木産のクリを使った「栗ームバターサンド」は試験販売からSNS(インターネット交流サイト)で話題となり、第10回チーム・シェフコンクール(20年、リトルワールド社主催)で最優秀賞を受賞。また、同村産のハチミツを使った「秘蜜のバターサンド」はミヤザキ・フード・アワード2024(今年2月、県主催)で最優秀賞を受賞している。

 詳細は、本紙へ。

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