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「お手を拝借よーお!」

本紙掲載日:2024-02-10
3面
家内安全や商売繁盛を願う拍子木とかしわ手の快音が響く社務所(10日午前、今山恵比須神社)

家内安全商売繁盛−のべおか十日えびす

◆11日まで今山恵比須神社

 九州三大えびすの一つ「のべおか十日えびす」は、10日延岡市山下町の今山恵比須神社(伊藤俊郁宮司)で始まった。11日まで。家内安全や商売繁盛などを祈願する神事が執り行われ、朝から多くの参拝者が訪れた。

 本えびす祭の10日は午前10時から、年に一度えびす本像をご開帳する十日えびす大祭開式神事があり、伊藤宮司らが祈願。総代会(盛武一則会長)をはじめとする今山八幡宮の奉仕団体が参列した。

 続いて焼納祭の火入れ式があり、各家庭から持ち込まれた古ざさや熊手などを焼納した。

 社務所前は、福ささ飾りなどの縁起物を買い求める人の列ができた。総代会らが購入者の氏名や会社名と願いごとに続いて「皆さま、お手を拝借。よーお!」と声を上げ、拍子木の快音を響かせていた。

 境内では甘酒などの販売もあるほか、鳥居前の通りには露店が並び、多くの人が祭りの雰囲気を楽しんでいる。

 11日の明けえびす祭は午前10時から午後7時まで。午前11時から開式神事が行われるほか、福餅まきなどのにぎわい行事も実施。

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