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新型コロナ週刊トピック

本紙掲載日:2023-12-02
2面

感染者数微増も落ち着き−定点当たり1・62人

◆入院患者数は11人増の33人−県内

 県の感染症週報第47週(11月20〜26日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は、定点当たり1・62人で前週の同1・26人から微増しましたが、引き続き落ち着いています。11月29日時点の入院患者数は前週比11人増の33人で、重症者は1人減の1人でした。

◇県北−延岡1・89人、日向0・67人

 県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵の感染者数は定点当たり1・89人で前週からさらに22・5%減少し、注意を喚起すべき状況にはありません。

 日向・東臼杵も19・2%減の同0・67人で、日南・串間(定点当たり0・40人)、西都・児湯(同0・67人)、宮崎・東諸県(同1・61人)、小林・えびの・西諸県(同2・50人)、都城・北諸県(同2・80人)と、他圏域も落ち着いています。

 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、80代以上が13%▼40、50代が各12%▼10〜14歳と60代が各11%▼30代10%▼5歳未満と20代が各8%▼5〜9歳が7%▼15〜19歳と70代が各4%でした。

 定点報告数を基にした県内の推計感染者数は1日当たり69人で、前週の54人をやや上回りましたが落ち着いている状況です。全国の定点当たり報告数も2・33人(前週同1・95人)と安定した状況が続いています。

◇延岡市の独自集計、前週比2人増も安定

 延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、先週1週間(11月20〜26日)の合計は前週比2人増の48人で、引き続き安定しています。日別では、20日25人▽21日9人▽22日2人▽23日2人▽24日7人▽25日3人▽26日0人となっています。

 一方、県が延岡保健所管内から報告を受けた定点医療機関当たりの新規感染者数は1・14人で、前週の同1・86人からさらに減少して、注意喚起の区分には入っていません。


◇インフル・本格的な流行期に−県内警報レベル基準値超す

 季節性インフルエンザ(インフル)は全国で警報レベルとなり、当初の予想よりも早く、本格的な流行期に突入したようです。県内も直近の週報(11月20〜26日)で1医療機関(定点)当たりの平均患者数が32・5人に達し、今シーズンになって初めて、警報レベル開始基準値の同30人を超えました。

 患者から検出されたウイルスはこれまで、症状が強く出やすいとされるA香港型主流でしたが、現在は感染力が強いタイプのAソ連型へと置き換わりが進んでいて、治療薬のタミフルが効きにくくなっているとの報告もあります。

 一方、今シーズンのインフルエンザは極めて異例な増え方だとして、日本感染症学会は「ワクチンの積極的な接種を強く推奨する」としています。政府も感染の拡大を見越し、例年以上のワクチン供給量を確保して備えてきました。

 感染者数は今後もしばらく拡大傾向が続くとみられ、十分な抗体ができるまでには接種から約2週間が必要とされることから、同学会は検討中の国民に対し、今後できるだけ早く接種することを勧めています。

◇プール熱、アルコール消毒は効果なし

 県内では咽頭結膜熱(プール熱)の感染者数もさらに急増しており、落ち着く気配がありません。高千穂保健所管内は前週から約3倍増加するなど、県北でも猛威を振るっています。

 感染すると、約5〜7日の潜伏期間を経て、38度以上の高熱や目の充血、喉の腫れが3〜5日続き、吐き気や腹痛、下痢を伴うこともあります。インフルエンザと同じぐらいの感染力があり、飛沫(ひまつ)、接触、ふん便などを介して感染します。

 感染症などが専門の佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、特にタオルや枕は大きな感染源となっていて、流行期には家庭内などでも共有を避けることが、感染防止に有効ということです。

 また、咽頭結膜熱がアデノウイルス感染症であることに留意すべきだといいます。アデノウイルスはアルコール消毒が効かず、石けんなどを使って流水でしっかり手を洗い、うがいもこまめにすることが重要なのだそうです。


◇政府、純国産ワクチン購入−第一三共製・変異に強く、効果維持

 政府は11月17日、第一三共が開発した新型コロナワクチン140万回分の購入契約に合意したと発表しました。初の純国産で現在、接種が進められているオミクロン株XBB1・5系統対応の1価ワクチンとなります。

 ファイザーやモデルナ社製と同様のm(メッセンジャー)RNAタイプで、中和抗体生成能力や安全性、副反応も同等とされます。今月4日から医療機関への配送が開始され、12歳以上に使用されます。

 効果などはファイザー、モデルナ製と同様ですが、佐藤医師によると、両者のワクチンは対応するウイルス株のスパイクタンパクの全長を用いて作られているのに対し、第一三共はその一部である受容体結合部位(RBD)に絞って製造している点が異なるのだそうです。

 この結果、流行株が変異した場合に効果が薄れやすいファイザー製やモデルナ製に比べ、第一三共製の方が変異に強いため、ワクチンの効果が維持されることが期待できるといいます。

 また、第一三共が用いた脂質性ナノ粒子は安全性の高い独自の技術で、ワクチン以外にもHIV治療薬やがん免疫治療、遺伝性疾患、再生医療など幅広い分野に応用が利くのだそうです。

 何よりも、新型コロナ流行初期がそうだったように、ワクチンは世界中で獲得競争が生じる懸念が大きく、佐藤医師は「安全保障上のリスクからも国産ワクチンは必須」だと意義を強調しています。

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