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新型コロナ週刊トピック−感染者数、4週連続で前週比減

本紙掲載日:2023-10-14
2面

入院患者数も−重症者は1人

 県の感染症週報第40週(2〜8日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり5・31人で、前週比43・5%減と4週連続で前の週を下回り、6月前半並みまで減少しました。11日時点の入院患者数も前週から24人減って55人となり、重症者の報告数は前週と同数の1人でした。

◆延岡・西臼杵は「黄圏域」−日向・東臼杵など注意喚起解除

 県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵は定点当たりの感染者数が前週比40・6%減の8・11人となり、10週間ぶりに増加した前週から再び減少しました。4段階で色分けしている感染状況も再び、1段階改善して上から4番目の「黄圏域」(基準値=定点当たり5人以上)となりました。

 日向・東臼杵は48・6%減の同3・17人で4週連続で減少し、黄圏域も脱して、小林・えびの・西諸県(定点当たり1・25人)、宮崎・東諸県(同4・78人)とともに注意喚起の区分が解除されました。

 県内ではほかに、西都・児湯(同7・33人)、都城・北諸県(同5・60人)、日南・串間(同5・00人)も減少傾向が続いていて、黄圏域となっています。

 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、10〜14歳が16%▼5〜9歳が15%▼5歳未満が14%▼50代9%▼60代8%▼30代と40代、70代が各7%▼15〜19歳と80代以上が各6%▼20代5%でした。

 県が定点報告数を基にした推計感染者数は1日当たり228人で前週の403人を下回り、4週間連続で減少しました。全国平均も定点当たり5・20人で、前週の8・83人を下回り、全都道府県とも1桁台まで減少しています。

◇一時的増加も減少続く−延岡市の独自集計

 延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、先週1週間(2〜8日)の合計は164人で、前週の318人人から154人(48・4%)減少しました。日別では、2日37人▽3日30人▽4日30人▽5日15人▽6日21人▽7日24人▽8日7人となっています。

 延岡市内の感染者数は前週、一時的に増加しましたが、感染症やウイルスが専門の佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、これは9月の連休で人の動きが活発になったのが原因だといいます。

 5月の連休後には新規感染者数の全国平均が下がった一方で、宮崎県は急増しました。佐藤医師は「連休後に感染者数が増えるのは観光地の特徴」だとして、過去のパターンでは今後、11月の連休と年末年始が要注意だということです。

◇インフルエンザ全国で流行−延岡などすでに注意報レベル

 季節性インフルエンザ(インフル)が全国的に流行中で、宮崎県も今シーズンの開始(第36週=9月4〜10日)からすでに延岡保健所管内を中心に流行注意報レベル基準値(定点当たり10人)を超える状態が続いています。

 今週(第40週)の新規感染者数は前週から微減したものの、依然として延岡管内(同22・9人)や日向管内(同10・5人)をはじめ、県内全域に感染が広がっています。
県教育委員会によると、県内では今週、中学校3校、小学校と県立学校各1校の計5校がインフルの集団発生で学級閉鎖を実施したといいます。先週も計14校が学級閉鎖したほか、3校では学年閉鎖も行われました。

 新型コロナ対策が緩和されたことで昨シーズンも県北を中心にインフルの感染が拡大しましたが、まだ多くの人は免疫が落ちているとして、国や自治体は今シーズンに全国で、より大きな流行が起きる恐れがあるとして、ワクチン接種などの対策を呼び掛けています。

◇外来患者数、コロナ上回る−学校の出席停止、発症後5日間が原則

 佐藤医師はインフルエンザの専門家でもあり、現在の外来患者数は新型コロナを上回っているといいます。ただ、立ち上がり(増え始め)が早かったことで今後はいったん感染者数が減って、冬場にかけてピークとなる可能性もあると推測しています。

 インフルの潜伏期間は約2日間(1〜4日間)で、おおむねウイルスに暴露後48時間で発症します。感染経路はせきやくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染と接触感染で、発熱(高熱が多い)、せき、喉の痛み、頭痛、鼻水、関節痛、筋肉痛、けん怠感などの症状が現れます。

 感染力のある期間は発症後〜発症5日後ぐらいまでとされ、予防策はワクチン接種や手洗い、マスク着用、換気などが効果的です。

 感染した場合、学校の出席停止期間は発症日を「0日」として原則、発症後5日間となります。これは、目立った症状がなくても5日目まではウイルス量が減りきらず、他人に感染させる可能性があるからです。

 間違いやすいのは、発熱が続いたり感染判明後に数日して発熱するケースです。その場合は解熱日を「0日」として、解熱後3日間は自宅療養となります。例えば、発症後に2日間発熱が続いた場合は、3日目が「0日」となり、発症日から数えると出席停止期間は計7日間ということです。

 ただし、これは学校や保育園などの取り扱いで、インフルは感染症法の位置づけが現在の新型コロナと同じ「5類」のため行動制限はなく、職場ではそれぞれに病欠などルールを運用することとなっています。

◇身を守る策−歯磨きや掃除きっちりと・「ワクチン接種の検討も」

 佐藤医師の研究で、インフルにかかりにくくするためには、歯磨きや家の掃除をきちんとしておくことが大切であることが分かったといいます。

 佐藤医師によると、インフルエンザウイルスはプロテアーゼというタンパク質分解酵素によって活性化され、感染力が高まることが分かっていて、実験により、口の中の衛生状態が悪いと、細菌とともに口中総プロテアーゼが増加することを突き止めました。

 また、ダニにもプロテアーゼが含まれ、ハウスダスト(家ぼこり)が多い環境であるほど、インフルのウイルスが活性化して増殖することを明らかにしました。毎年、インフルに感染していた家庭で試験的に、流行期前に大掃除をしたところ、そのシーズンは誰一人感染しなかったそうです。

 このため佐藤医師は、よりインフルから身を守るため、マスクや手洗いのほか、うがいや歯磨き、さらには身の回りの清掃も心掛けるようアドバイスしています。また、今シーズン予想される大流行に備え、「新型コロナと併せて、今年はぜひインフルエンザのワクチン接種もご検討ください」と呼び掛けています。

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