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新型コロナ週刊トピック

本紙掲載日:2023-10-07
2面

感染者数・3週連続で前週下回る

◆入院患者数・7人増の79人

 県の感染症週報第39週(9月25日〜10月1日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり9・40人で、前週比15・7%減と3週連続で前の週を下回りました。一方、今月4日時点の入院患者数は前週から7人増えて79人となり、重症者の報告数は前週と同数の1人でした。

◆延岡・西臼杵−10週ぶり増加・再び「オレンジ圏域」に

 県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵は定点当たりの感染者数が前週比38・2%増の13・67人となり、10週間ぶりに増加。4段階で色分けしている感染状況も再び、上から3番目の「オレンジ圏域」(基準値=定点当たり10人以上)となりました。

 日向・東臼杵は35・0%減の同6・17人で3週連続で減少し、前週から引き続き、上から4番目の「黄圏域」(基準値=同5人以上)となっています。

 県内ではほかに、宮崎・東諸県(同8・17人)、都城・北諸県(同8・20人)、小林・えびの・西諸県(同8・25人)、日南・串間(同9・60人)も黄圏域で、西都・児湯(同12・50人)は前週と変わらずオレンジ圏域となりました。

 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、10〜14歳が23%▼5〜9歳が13%▼5歳未満が11%▼40代10%▼50代と60代が各8%▼30代7%▼70代6%▼15〜19歳と20代が5%▼80代以上が4%でした。

 県が定点報告数を基にした推計感染者数は1日当たり403人で前週の478人を下回り、3週間連続で減少しました。

 全国平均も定点当たり8・83人で前週の11・06人を下回り、1桁台まで減少しました。都道府県別では北海道(定点当たり10・43人)のみ前週から増加しました。

◆延岡市独自集計減少も、ほぼ横ばい

 延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、先週1週間(9月25日〜10月1日)の合計は318人で、前週の345人から27人(7・8%)減少しました。日別では、9月25日88人▽26日66人▽27日46人▽28日49人▽29日40人▽30日17人▽10月1日12人となっています。

 6週間ぶりの増加となった前週から減少はしたものの、ほぼ横ばいで、県集計の定点当たり報告数も延岡保健所管内だけで見ると、15・29人で前週(同10・71人)から42・7%増加して、オレンジ圏域が継続している状況です。

 年代別割合では小児の感染者数が多く、市は「12歳未満の方は経口抗ウイルス薬が使用できないため重症化することが懸念されます。お子さまとご家族のワクチン接種もご検討ください」と呼び掛けています。

 一方、県全域で感染が拡大しているインフルエンザも延岡管内は2週連続で注意報レベル(定点当たり10人以上)を超えており、人が集まる場所でのマスク着用や帰宅後の手洗いうがいを徹底するなどの対策が求められます。

◆国内・「エリス」に置き換わり−流行株・モザイク化で変異の懸念

 感染症やウイルスが専門の佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、国内の主流株は、オミクロン株亜種のXBB系統から派生したEG・5・1(通称エリス)への置き換わりが完了したとみられます。

 九州から感染が広がった今回の「第9波」はその後、流行の中心が東日本へと移りましたが、ピークが過ぎて全国の感染状況が平準化したことで今後、しばらくは減少傾向をたどる見込みだということです。

 ただ、県内もそうですが、感染者数がなかなか減りきらず、ベースライン(基準線)が高い状況だといいます。常に社会に一定程度の感染者がいる、いわゆる「エンデミック」が続くと、次の大きな流行は過去を上回る感染規模となり、医療崩壊へとつながります。

 現在は世界ほとんどの国でEG・5・1が感染の主流株となっていますが、日本を含め圧倒的な置き換わりは起きず、XBB1・16(通称アークトゥルス)やXBB1・9・1、BA・2・86(通称ピロラ)など、多様な株が一定割合流行する「ウイルスのモザイク化」が進んでいます。

 佐藤医師はこうした状態が続くと恐ろしいのがウイルスの「変異」「進化」だと指摘しています。現にオーストラリアでは、重症化しやすいデルタ株と感染力の強いオミクロン株という全く異なるウイルスの性質を併せ持った、いわゆるデルタクロンのXBC・1・6という変異株が徐々に感染を拡大させています。

◆秋接種、狙いは年末年始の感染拡大防止

 こうした中で始まった国による新型コロナワクチンの2023年度「秋接種」はまさに、年末年始にほぼ間違いなく起きる「第10波」の感染拡大をできる限り抑えることが大きな狙いの一つとなります。

 XBB・1に対応したワクチンを使用しているため、同じXBB系統やその派生株であるEG・5・1系統にも、一定の感染防止効果と高い重症化・死亡抑止効果が期待され、佐藤医師は「感染しても症状が軽くて済む」と話しています。

 生後6カ月以上で初回接種を終えたすべての人が対象で、自己負担なしで受けられる接種はこれが最後となります。県外ではすでに数カ月先までの接種予約枠が埋まった地域があり、延岡市も高齢者を中心に問い合わせや申し込みが増えています。

 接種が順調に進めば、第10波の死亡率は「全体で50%下げることができる」という推計もあり、各市町村や医師会は「接種券が手元にある方、届いた方はぜひ、接種をご検討ください」と呼び掛けています。

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