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霧島神社にまつわる民話学ぶ

本紙掲載日:2023-09-15
7面

見学とアニメーション鑑賞など通し

◆土々呂小と名水小・延岡

 延岡市土々呂町の霧島神社にまつわる民話「琴姫の松」のアニメーション上映会が8日、土々呂小学校(久保田剛史校長、286人)であった。同校と名水小学校(島田尚校長、11人)の5、6年生110人が民話の語りや霧島神社の見学などを通し、地元に残る民話について学んだ。

 「琴姫の松」は、霧島神社の森にかつてあった大きな松の名前。風で葉が揺れる音が琴を弾いているように聞こえ、漁に出掛ける前に村の人々は必ず手を合わせ、海の安全を願っていたという。

 ある日、村人が漁に出ると船が浮かんでおり、中には琴の傍らに1人の娘が横たわっていた。娘を連れ帰り、何日も看病したが娘が話すことはなく、村人は「琴姫さま」と呼ぶようになった。

 ある日、夜中に大地震が起き、大津波が押し寄せて来た。村人が避難する中、娘は一心に琴を奏で、自分の髪に挿していたくしを津波に目がけて投げ捨てた。美しい琴の音に合わせるように津波は引いていった。夜が明けると娘の姿はなく、村人たちは「琴姫さまは松の木の精だったんだ」と言い、大きな松を、より一層大切にしていった―。

 この日は、地域に伝わる民話の伝承に取り組んでいる「延岡の語り部・萌(もえ)ぎの会」(山内文代会長)の山内会長らが民話を披露。「海と日本プロジェクト」の一環で昨年完成したアニメーションを鑑賞した。

 その後、5年生56人は霧島神社に移動。物語にちなみ、神殿で伊東美穂子さん(74)が琴を奏でる中、土々呂地区区長会の河野時徳会長(75)や近くに住む池田見一さん(93)ら6人が、神社の伝承や津波の備えなどについて話した。

 このうち池田さんは、「琴姫の松」の複数の場面を描いた自作の絵を見せながら、松の木はおよそ27メートルの高さがあったこと、直径が4メートルもあったこと、今から約80年前の台風で倒れてしまったことなどを紹介。「貴重な話を語り継いでいって」と呼び掛けた。

 土々呂小の松田陵汰さん(10)は「こんな物語があるのかと分かった。家族に伝えたい」と感想。合同学習のため、前日から同じ教室で学んだ名水小の松本凪さん(11)は「みんなと仲良くできて、たくさん話すことができて良かった。民話をいろんな人に伝えたい」と話した。

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