企業立地促進・４社に指定書

工場・事務所−移転や増設・延岡市

　延岡市企業立地促進条例に基づく指定書の交付式が２４日、市役所であった。市外から工場や事務所を移した企業や工場を増設した企業など４社が、読谷山洋司市長から指定書を受け取った。

　指定を受けたのは、谷川内装本社工場・事務所（土々呂町、谷川新一社長）▽エッジコネクションインサイドセールスセンター（幸町、大村康雄社長）▽プラージュ延岡支店（幸町、磯浩一郎社長）▽花菱精板工業本社工場、事務所（北方町笠下、平田伸治社長）。

　読谷山洋司市長は、「皆さま方がご発展するとともに私たちの街も成長していく。そのような関係性をますます築くことで延岡市全体の経済の発展が実現できれば」とあいさつ。

　指定企業を代表し、花菱精板工業工場長の工藤拓夫さん（５３）が、「指定を機に今後、各社が発展することで延岡市の製造業全体によい刺激が与えることができるよう頑張ってまいりたい」と謝辞を述べた。

　延岡市企業立地促進条例は１９８４年７月に制定。８５年から指定を始め、今回の４社を含めて指定した工場などの数は延べ２１２社になった。

　市内への立地企業を増やすこと、雇用人数を増やすことなどを目的にしており、指定を受けた企業は、固定資産税が３年間課税免除され、雇用促進奨励金がもらえるなど複数の優遇措置を受けることができる。

　今回の４社は、条例に基づき７月４日に延岡市企業立地審議会に諮問。工場などを訪問して現場を見た審議会の答申を受け、指定した。