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高校野球・準決勝−壮絶打ち合い、聖心制す

本紙掲載日:2023-07-24
1面
戦いを終えたたえ合う聖心ウルスラ学園と延岡学園の選手たち
声援を送る聖心スタンド
声援を送る延岡学園スタンド

優勝以来6年ぶり決勝へ

◆25日、宮崎学園と対戦

 第105回全国高校野球選手権記念宮崎大会準決勝は23日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎であった。県北対決となった第2試合は壮絶な打ち合いとなり、聖心ウルスラ学園が14―12で延岡学園を下し、優勝した99回大会以来の決勝進出を決めた。宮崎学園との決勝は25日午前10時から、同球場である。

 打ち合いの先手は延岡学園。初回、2〜4番の3連打などで4点を先制。しかし聖心は1番辰口優成選手が4安打3打点、2番野田琉成選手が3安打2打点など三、五回に大量点を挙げた。

 終盤は聖心が1点ずつ加点し、最後まで粘る延岡学園を振り切って、3回目の夏の甲子園にあと1勝とした。

 球場には両校の生徒、保護者ら関係者が多数。互いに一瞬も諦めない死闘に声援を送り、試合後はたたえ合う両校の選手たちが、惜しみない拍手に包まれた。

 両校の夏の直接対決は95回大会以来10年ぶり。この時、延長を制した延岡学園は甲子園で準優勝を果たしている。

 聖心・小田原斉監督は「お互いを知る対戦で、重圧が掛かる場面も多かったが、落ち着いて一つずつという声を掛けた。全員がつないでくれた。決勝は出し惜しみすることなく、選手全員で勝ちにいく」と話した。

 初めての甲子園を狙う宮崎学園は、準決勝で日南学園を相手に本塁打で5―4、サヨナラ勝ちした。(6、7面に関連記事)

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