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「志」夢を実現する決意

本紙掲載日:2023-07-06
2面

教職員が児童と共に研修−高千穂町

 高千穂町の教職員を対象にした「志共育(こころざしきょういく)」の研修会が6月27日、町立高千穂小学校であった。一般社団法人志教育プロジェクト(東京都、出口光理事長)の理事兼公認講師を務める福井秀平さん(67)が訪れ、同校の6年生55人に授業を実施。町内の小中学校長やキャリア教育担当教諭ら約15人が参観し、教え子の人生選択を正しく導く手法について学んだ。主催は町教育委員会(戸敷二郎教育長)。

 「志」は目標に向かうための心の働きなどを意味し、2013年に発足した教育再生実行会議(現・教育未来創造会議)の第7次提言で「これからの時代を生きる人たちに必要とされる資質・能力」の一つに挙げられている。

 志教育プロジェクトが推進する「志共育」は、国内外で多数の実績を持ち、自らの夢や目標に伴う志の意義を主体的に学ばせることが狙い。県内では初の試みで、福井さんの授業を参考に教職員のスキルアップなどを図ろうと、研修プログラムに取り入れられた。

 授業では冒頭、「夢」と「志」の違いについて「夢は自分ベクトル、志は他者ベクトルである」と説明。プロフィギュアスケーターの羽生結弦選手が14年ソチ五輪で記者と交わした発言などを用い、志の意味を「心の奥底にある崇高な思いを、自他を生かして実現する決意」と定義した。

 続けて、人間の心の根幹を成すという「四魂(しこん)」について、冷静かつ合理的な「智」▽情熱的かつ合理的な「勇」▽冷静かつ情緒的な「親」▽情熱的かつ情緒的な「愛」と紹介し、質問事項が記されたワークシートで〃魂〃の傾向を診断した。

 児童は「戦争をなくすため、いろいろな国へ行って呼び掛ける」「みんなを笑顔にするため、楽しい絵を描いて応援する」など、傾向に沿った志を一人ずつ発表。福井さんは「志を実現させるためには行動することが大切。そのためにも、より具体的な志を立て続けてほしい」とまとめた。

 町教委によると、授業後は教職員のみで協議会を開き、フィードバックを踏まえて今後の教育課程への生かし方などを話し合ったという。

 授業を受けた甲斐奏羽さん(11)は「志を大切にして、(所属する)剣道クラブで九州大会に出場できるよう頑張りたい」。参観した高千穂小の榎本英雄校長(53)は「私たちが教える夢や目標とは視点が異なり、勉強になった。本校の授業や、児童と向き合う際にも参考にしたい」と感想。

 戸敷教育長(62)は「概念として分かっていることでも、実践するとなると話は別。真剣に人生と向き合う瞬間が子どもたちに訪れた時、しっかりと導くことができる教育法を身に付けてもらえれば」と話した。

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