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故本田誠人さん原作「これは、私の落とし噺」

本紙掲載日:2023-06-21
8面

直前インタビュー(1)ラジオドラマを舞台化−25日、野口遵記念館で上演

 ユニット「あんてな」(本田泉代表)がプロデュースする舞台「これは、私の落とし噺(ばなし)」は25日午後2時から、延岡市の野口遵記念館で開かれる。脚本家、演出家、俳優など、幅広く活躍した延岡市出身の本田誠人さんが手掛けたラジオドラマを舞台化し、初めて上演する。舞台化に関わった人たちへのインタビューを、3回に分けて紹介する。初回は舞台化する際に欠かせなかった潤色・演出担当の段正一郎さん(67)。舞台化への思い、潤色した際の思いなどを聞いた。

◆消えてしまうのは「もったいない」−潤色・演出担当段正一郎さん
 若者の背中押す物語−コロナ禍の青春も描く

−−段さんの提案で舞台化することになったそうですね。

宮崎大宮高で演劇部顧問だった時に在籍していた山田キヌヲが出演していたこともあって、ラジオドラマを聞いていたんです。そしたらすごくいい作品で。
「ラジオドラマなのでこのままでは消えてしまう。もったいない」と、演劇の顧問をしている同僚や友達に「舞台化してん。面白いよ」って勧めました。でも舞台劇と違って、ラジオドラマは場面が転々と変わる。難しさがありました。
そしたら去年、高文祭の演劇部門の審査員で(誠人さんの妻の)泉さんと一緒になったんです。「すごくいい作品だから、もったいないですよね」と話しました。
誠人君の作品は何度も見たことがありましたが、お会いする機会はあまりありませんでした。ですので泉さんと親しく話したのはこの時が初めてで、「舞台化されたらどうですか」と話をさせていただきました。

−−今回の舞台では、潤色・演出として関わられています。

1カ月ほどして泉さんから「ご相談があります」と連絡を頂き、濱田明良君と2人で来てくれました。その時は「明良君が(舞台用の脚本を)書くといいな」と思ってました。そしたら「実はお願いしようと思って来ました」と言われて。「できるか分かりませんが頑張ります」と引き受けました。
誠人君が書いた(ラジオドラマの)原稿を頂いたら第7稿って書いてあったんです。つまり7回も書き替えたということ。きっと忙しかったし、体力的にも苦しかった中で、と考えると気合が入りました。
今の若い人は人目をはばかって……。同調圧力が強いから目立ちたがらない。その典型が引っ込み思案の真夏という主人公。きっと誠人君が人生を懸けて多くの若者、真夏に一歩を踏み出そうよって背中を押す物語なのかなって思いました。

−−舞台化のために新たな場面を加えられています。

一番加えたのは教室のシーンです。コロナの流行で学校が臨時休校になったり、高校総体が中止になったりしたのが2020年。誠人君は恐らく10月ごろから脚本を書いたはずなので、まさかあれが3年間も続くとは思わなかったのではないかと。
書き加えるとしたらコロナ禍の青春というか、失われた3年間みたいなもの、大事な行事である高校総体が中止になった悲しさ、悔しさ、卒業式、入学式、修学旅行などすべてが中止になった世代の思いを真夏という女の子の青春と重ねて。誠人君が生きていたらきっと書きたかっただろうなって。
残念ながら、僕はもう退職していてリアルタイムではいないので、想像でしか書けない部分はあるんですが。中止を伝えないといけない担任の気持ちも考えると、つらかっただろうなっていう思いもありました。

−−新たに加える難しさがあったのではないでしょうか。

誠人君は才能豊かで作品もいっぱい書いている。そういう人の作品を書き替えるのはおこがましい感じなんですが、誰かがしないといけない。極力、原作を生かしながら、僕なりに一生懸命書きました。
舞台化することで再演する機会もありますし、学校公演もしてほしいなと思っています。できればこの公演も、高校生や学校関係の人にも来てもらいたいです。
「あんてな」という集団は演技力も高いですし、むっちゃ前向き。一人一人が自分の役を生かそうと命を吹き込んでくれて、彼女たちが面白い場面にしてくれました。

−−ゆかりがある延岡での公演です。

不思議な縁で、人生にはこういういろんな縁があるんだなって思いました。しかも誠人くんの遺作で絶筆。光栄なことですし、彼に怒られないようにしなくちゃいけないと思っています。
 ユニット「あんてな」(本田泉代表)がプロデュースする舞台「これは、私の落とし噺(ばなし)」は25日午後2時から、延岡市の野口遵記念館で開かれる。脚本家、演出家、俳優など、幅広く活躍した延岡市出身の本田誠人さんが手掛けたラジオドラマを舞台化し、初めて上演する。舞台化に関わった人たちへのインタビューを、3回に分けて紹介する。初回は舞台化する際に欠かせなかった潤色・演出担当の段正一郎さん(67)。舞台化への思い、潤色した際の思いなどを聞いた。

◆消えてしまうのは「もったいない」−潤色・演出担当段正一郎さん
 若者の背中押す物語−コロナ禍の青春も描く

−−段さんの提案で舞台化することになったそうですね。

宮崎大宮高で演劇部顧問だった時に在籍していた山田キヌヲが出演していたこともあって、ラジオドラマを聞いていたんです。そしたらすごくいい作品で。
「ラジオドラマなのでこのままでは消えてしまう。もったいない」と、演劇の顧問をしている同僚や友達に「舞台化してん。面白いよ」って勧めました。でも舞台劇と違って、ラジオドラマは場面が転々と変わる。難しさがありました。
そしたら去年、高文祭の演劇部門の審査員で(誠人さんの妻の)泉さんと一緒になったんです。「すごくいい作品だから、もったいないですよね」と話しました。
誠人君の作品は何度も見たことがありましたが、お会いする機会はあまりありませんでした。ですので泉さんと親しく話したのはこの時が初めてで、「舞台化されたらどうですか」と話をさせていただきました。

−−今回の舞台では、潤色・演出として関わられています。

1カ月ほどして泉さんから「ご相談があります」と連絡を頂き、濱田明良君と2人で来てくれました。その時は「明良君が(舞台用の脚本を)書くといいな」と思ってました。そしたら「実はお願いしようと思って来ました」と言われて。「できるか分かりませんが頑張ります」と引き受けました。
誠人君が書いた(ラジオドラマの)原稿を頂いたら第7稿って書いてあったんです。つまり7回も書き替えたということ。きっと忙しかったし、体力的にも苦しかった中で、と考えると気合が入りました。
今の若い人は人目をはばかって……。同調圧力が強いから目立ちたがらない。その典型が引っ込み思案の真夏という主人公。きっと誠人君が人生を懸けて多くの若者、真夏に一歩を踏み出そうよって背中を押す物語なのかなって思いました。

−−舞台化のために新たな場面を加えられています。

一番加えたのは教室のシーンです。コロナの流行で学校が臨時休校になったり、高校総体が中止になったりしたのが2020年。誠人君は恐らく10月ごろから脚本を書いたはずなので、まさかあれが3年間も続くとは思わなかったのではないかと。
書き加えるとしたらコロナ禍の青春というか、失われた3年間みたいなもの、大事な行事である高校総体が中止になった悲しさ、悔しさ、卒業式、入学式、修学旅行などすべてが中止になった世代の思いを真夏という女の子の青春と重ねて。誠人君が生きていたらきっと書きたかっただろうなって。
残念ながら、僕はもう退職していてリアルタイムではいないので、想像でしか書けない部分はあるんですが。中止を伝えないといけない担任の気持ちも考えると、つらかっただろうなっていう思いもありました。

−−新たに加える難しさがあったのではないでしょうか。

誠人君は才能豊かで作品もいっぱい書いている。そういう人の作品を書き替えるのはおこがましい感じなんですが、誰かがしないといけない。極力、原作を生かしながら、僕なりに一生懸命書きました。
舞台化することで再演する機会もありますし、学校公演もしてほしいなと思っています。できればこの公演も、高校生や学校関係の人にも来てもらいたいです。
「あんてな」という集団は演技力も高いですし、むっちゃ前向き。一人一人が自分の役を生かそうと命を吹き込んでくれて、彼女たちが面白い場面にしてくれました。

−−ゆかりがある延岡での公演です。

不思議な縁で、人生にはこういういろんな縁があるんだなって思いました。しかも誠人くんの遺作で絶筆。光栄なことですし、彼に怒られないようにしなくちゃいけないと思っています。


◇地元の人たちもエキストラで出演

 「これは、私の落とし噺」は25日午後2時から、延岡市東本小路の野口遵記念館で開かれる。

 同館の開館記念イベントとして開催。ユニット「あんてな」メンバーのほか、劇団「ペテカン」の濱田龍司さん、FUKAIPRODUCE羽衣の日盞鴫陲気鵑蕕出演。地元の人たちもエキストラとして複数登場する。

 また、24、25日の午前10時〜午後6時は「本田誠人展」も開催。幼少期の写真や直筆のノート、手掛けた作品のポスターや脚本などを展示する。

 チケットは一般2500円、20歳以下1500円。当日はいずれも500円増。問い合わせは野口遵記念館(箟箍31・3337)。

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