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球状コンクリーション−須美江海岸で発見

本紙掲載日:2023-06-13
1面

名古屋大学博物館長の吉田教授(延岡市出身)

◆4500万年前のタイムカプセル

 海底などの地層中にできる球状の岩石「球状コンクリーション」が、延岡市の須美江海岸などで見つかった。海岸では生物の巣穴が化石化した「生痕化石」も数多く確認されており、発見者で球状コンクリーション研究第一人者の吉田英一教授(応用地質学、名古屋大学博物館長、延岡市出身)=「球状コンクリーションに学ぶ」を4面に不定期で連載中=は「これらが同時にきれいな状態で見つかるのは県内では初めて。国内外を見ても珍しい事例なので、貴重な資料になる」と話している。

 球状コンクリーションは、炭酸カルシウムなどによって硬質化した岩石の球体。主成分である炭酸カルシウムをつくるカルシウムは海水を、炭素は生物を起源としていて、球体の中からその生物の化石が見つかることが多い。県内ではこれまで宮崎市や都城市、日南市、都農町などで見つかっていたが、県北では一部の報告のみで正式な確認はされていなかったという。

 吉田教授は4年前から、須美江海岸から浦城海岸にかけて分布する4500万年前の地層「北川層群」の調査を開始。昨年12月に須美江海岸西側で初めて球状コンクリーションを発見した。現在までに同所を含む北川層群の計4カ所で、数センチから50センチほどの大きさのコンクリーション約20個を確認しており、今後も発見は続くとみられている。

 各所では保存状態良好な生痕化石も多数発見。吉田教授は昨年12月の発見時について「最初に見つけたのが密集した生痕化石。生痕があるということは生物由来の炭素成分が存在するということ。一気にコンクリーション発見への期待が高まった」と振り返った。

 現時点でコンクリーションの中の化石および炭素の起源となった生物については不明だが、「おそらくゴカイのような生き物ではないか。判明すれば(須美江のコンクリーションに)さらに有意義な価値が追加されると思う」と吉田教授。

 コンクリーションについては、形成メカニズムに関する研究が進められており、吉田教授はその応用によってコンクリーション化剤の開発を国内化学メーカーと共に行っている。非常に硬質でコンクリートよりもはるかに寿命が長いことから、二酸化炭素の地中処理や放射性廃棄物の地下処分などにおけるシーリング(目地や隙間の充填〈じゅうてん〉)に大きな期待が寄せられているという。

 吉田教授は「球状コンクリーションはいわば『タイムカプセル』。自分の地元でこれほどのものが見つかるとはまさに灯台下暗しだったが、須美江はアクセスもしやすいので、ぜひ多くの人に〃4500万年前〃を体感してもらえれば」と話している。

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