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インド国際子ども村ハッピーバリー

本紙掲載日:2023-04-14
6面

4年ぶり平和キャンプ開催−28日まで参加者募集

◆挑戦する心育てよう

 インド国際子ども村ハッピーバリー(本部延岡市鶴ケ丘、大神のりえ代表)は、夏休みに行う「第32回ハッピーバリー平和キャンプ」の参加者を募っている。コロナ禍で3年間開催できず4年ぶり。延岡市在住の小学4年生〜高校3年生には、市から渡航費の補助がある。原則として28日締め切り。

 「子どもにとって3年は大きい。行きたがっていた中学生が高校生になり、受験期に入って行けなくなったり、高校生が渡航費の補助を受けられない年齢になったりしてしまった。かわいそうだった」と大神代表。

 平和キャンプは、7月23日から8月5日までの14日間。南インドのカルナータカ州にあるハッピーバリーの宿泊施設を拠点に、さまざまな活動をする。活動内容は参加児童が事前研修の中で決めるが、これまでは、学校訪問、ホームステイ、ゾウに乗る、宮殿見学などを行ったという。

 参加費は、福岡発着で1人38万5000円(全食事付き)。対象年齢の市内在住者の参加が3人の場合、1人10万円ずつ補助が受けられる。市外在住の子どもや大人も参加できるが、補助金はない。

 事前研修は、ゴールデンウイーク明けから出発日までに3回行う。

 ハッピーバリーは1987年に設立され、宿泊施設が完成した92年から平和キャンプを行っている。初期に参加した子どもは40代後半になり、地域の中心となって活躍している。

 大神代表は「参加した子どもたちは『あの経験があったから、自分にやれることがあるならしなければいけないと思うようになった。とても大きな経験だった』と、今でも言ってくれる。挑戦できる心が育つことは間違いありません」と、参加を勧めている。

 「今年は参加できないが、説明だけ聞きたい」という人からの問い合わせも歓迎している。

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