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門川、高千穂、星雲が初戦を突破

本紙掲載日:2023-04-04
9面
【1回戦】力投する延岡・是澤=3日、西階球場
写真手前が新基準バット。奥の現行バットに比べ、全体が細い

第18回夕刊デイリー新聞社杯県北地区高校野球大会

 第18回夕刊デイリー新聞社杯県北地区高校野球大会は2、3日、延岡市西階球場などで1回戦3試合があり、門川、高千穂、延岡星雲が初戦を突破した。大会は4年ぶりの開催で、県高校野球連盟の主催。延岡野球審判協会、夕刊デイリー新聞社の後援。

 大会は県北地区11校のトーナメント戦。2回戦は8日に西階球場で、第1試合(午前9時)が日向―聖心ウルスラ学園、第2試合(同11時30分)が高千穂―富島、第3試合(午後2時)が延岡工―門川の組み合わせ。延岡学園―延岡星雲は会場、日程を調整している。

 準決勝は15日、決勝と3位決定戦は16日、西階球場で予定している。


◆今大会で採用「新基準バット」−打撃より守備に影響?

 今大会は、来春から完全移行する反発性能を抑えた新基準のバットのみを使用する。3試合を終え、県高野連常任理事(県北)の萱野浩介・延岡監督は「現時点では、打者よりも守備に影響がありそう」と話している。

 日本高野連は24年春から、打球による事故防止、投手の負担軽減などを目的に、従来より細く、反発性能を抑えた新基準のバットに移行する。

 今大会はそれに先駆けて、県高野連県北支部が所有する3本の新規格バットを使用する。

 3試合を終え、2試合は打撃戦に1試合は投手戦になり、試合内容に大きな影響はなさそう。ただ、外野手が打球判断を迷う場面も。

 萱野監督によると、新バットでも打球の飛距離、伸びに大きな違いは感じないという。一方で、スイングやボールが当たるポイントが違っても打球音はほぼ同じ。そのため、「特に外野手は慣れが必要。試合を通じて、選手にも感じてほしい」と話した。

 また、今大会は多くの選手の出場機会を確保するため、ベンチに入れる選手の数を通常の20人から30人に増やしている。

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