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1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
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1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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土々呂町に伝わる民話を学ぶ−延岡・東海小
延岡市土々呂町に伝わる民話を元に、日本昔ばなし協会が制作したアニメーション「琴姫の松」の上映会が2月17日、同市の東海小学校(山本敏校長)であった。海と日本プロジェクトinみやざき(事務局=MRT宮崎放送)主催。5年1組の33人が鑑賞した。
上映会には、市内で民話を語り継ぐ活動をしている延岡の語り部萌(もえ)ぎの会(24人)から山内文代会長、会員の千坂征子(ゆくこ)さん、久峩良修さん、甲斐幸子(さきこ)さんも参加した。
西南戦争にまつわる話「シイの古木は知っている」を久峩さんが、貧しい母を助けるため自ら身売りをした子と母の愛の物語「桜川」を甲斐さんが、そして「琴姫の松」を山内会長が語った後に、アニメ(約5分)を上映した。子どもたちは興味津々な様子で見入った。
物語は土々呂町の霧島神社の森にはかつて大きな松の木があり、風で揺れると琴のように美しい音を奏でるので「琴弾きの松」と呼ばれていた。村の人たちは、漁に行く前には手を合わせ、海の安全を祈っていた。ある日、漁師が海に漂っている美しい船を見つけ、中で倒れていた娘を連れ帰った。親身になって世話をすると娘は日増しに元気になったが、何も話そうとはせず、海ばかり見ていた。娘の持ち物は琴一つだったので、村人たちは「琴姫」と呼ぶようになった。
ある夜、大きな地震があり、潮が一気に引くのを見た村人が「津波が来るぞ、早く霧島山に登れ」と叫んだ。娘は、迫り来る波に向かって、髪に挿していたくしを投げつけると、激しく琴を弾いた。すると不思議なことに波が引いていった。村人たちは「あの娘は琴弾きの松の精だったのだ」と言って、琴弾きの松を琴姫の松とも呼び、ますます大事にするようになった…。
実は、東海地区も「琴弾きの松」ゆかりの地だ。土々呂の同松の傍らには、三十六歌仙に数えられる源重之(生年不詳〜1000)が詠んだ「白波の寄りくる糸を緒にすげて風にしらぶる琴弾きの松」の歌が刻まれた石碑があったが、松が枯れたことを惜しんだ延岡藩主有馬康純(1613〜92)が、代わりの松を東海の弁天島に植え、土々呂から碑を移したと伝えられており、その碑は現在、東海観音堂の手水(ちょうず)石として残っている。
アニメの上映後には、ゆかりの地が近くにあることも子どもたちに教えられた。
鑑賞した美村蓮人(れんと)さん(11)は「アニメですごく分かり16日かった。短いから小さい子たちにも分かり16日いと思う」と話していた。
アニメ「琴姫の松」は、オンライン動画共有サイトYouTubeで無料公開されている。