ＦＣ延岡ＡＧＡＴＡ「来季は期待を超える」

大健闘２２シーズンを報告

　サッカーの九州リーグ「ＦＣ延岡ＡＧＡＴＡ」（桑原英一社長）の２０２２シーズン報告会が２３日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡であっった。選手や監督をはじめ、同日に発足された応援協議会や企業サポーターら関係者１００人超が出席し、飛躍した１年を振り返った。

　桑原社長は、８年前の構想時から現在までの経緯、チームの特徴を紹介し「地域活性化の方法は無限大。応援協議会に一人でも多く参加していただき、選手のプレーを見て〃一喜〃してほしい」とあいさつした。

　来賓の本部仁俊延岡市議会議長は、今季の健闘をたたえ、「市民が一丸となれる熱いプレーを期待したい。アスリートタウン延岡の市議会議員として全力で応援したい」と祝辞を述べた。

　シーズン報告では、桑原勇斗監督が「ホーム戦では多くのサポーターが熱中してくれたこと、今でも感動し興奮したことを覚えている。今年の忘れ物（ＪＦＬ昇格）を来年取りに行きたい」。

　今季主将を務めた深澤卓真選手は「たくさんの方に応援いただき、幸せを感じることができた。来季は期待を超える結果を残せるよう、地域に貢献できるよう、一生懸命取り組みたい」と話した。

　ＡＧＡＴＡの山口博司取締役の音頭で乾杯後、各テーブルでは出席者と選手が歓談を交えながら交流を深めていた。

　また、今季で現役を引退するＤＦ野田和聖選手とＧＫ永木裕選手、移籍で退団するＦＷ伊集院雷選手とＭＦ吉武莉央選手のあいさつもあった。

　今季、県リーグから昇格し九州リーグに初参入したＡＧＡＴＡは、１５勝２分３敗の成績で１１チーム中２位。全国社会人サッカー選手権大会では初出場で３２チーム中３位に輝いた。

　日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）への昇格戦「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ（地域ＣＬ）２０２２」も初出場。全国のトップ１２チームで競う地域ＣＬは１次ラウンドで敗退し、ＪＦＬ昇格には届かなかった。