防火の大切さ伝える

ＢＦＣ・ちびっこ防火作品展−２７日まで延岡総合文化センター

　火事の恐ろしさ、防火の大切さを作品で表現する第６３回ＢＦＣ・ちびっこ防火作品展が、２７日まで延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター展示室１、２で開かれている。入場無料。開場は午前９時から午後４時３０分まで。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、同センターでの展示会は３年ぶり。市ＢＦＣ連絡協議会・幼年消防クラブに加盟している小中学校、特別支援学校、保育園の子どもたちが制作したポスター、書写、標語の中から、特選５２点を含む入選作品計１１０４点が展示されている。

　作品展では、ポスター部門でコンセント火災とたばこ火災の身近な危険性をそれぞれ訴えた浜田真名さん（西小４年）と西田匠さん（黒岩中１年）の作品がともに来春の火災予防啓発作品に選出された。

　標語部門では、久峩僚祐さん（南方小３年）の「火はけそう大事な人を守るため」、岩切ひなたさん（土々呂小６年）の「火消すまでは心の警報忘れずに」、迫田隆吾さん（旭中２年）の「あなたの火使い方次第で不幸の火」が同啓発作品に選ばれた。

　これらは、啓発ポスターやチラシとして印刷され、市内の各関係機関に配布。また、特選作品と併せて、１２月５日から同１１日まで、同市旭町のイオン延岡店で展示される。

　延岡市消防本部予防課の柳田君彦課長は「園児たちの作品を見ても、ホースの位置など、消防車両の特徴をよく捉えて描けている。消防への理解を深めることで、火災予防への意識付けにもつながっていくと期待している」と話していた。