出澤選手と大矢選手が１２５人に指導

卓球Ｔリーグ−九州アスティーダが延岡でスクール

　卓球のトップリーグ・Ｔリーグの「九州アスティーダ」（福岡市）のスクールは１２日、延岡市民体育館であった。チームに所属する国内トップ選手が、県北を中心に小中学生ら１２５人を指導した。

　スクールの開催は２年連続。新型コロナの影響で各種大会の中止が続いていた昨年、「ＯＮＥ九州」を掲げるチームが企画。今年も昨年同様、延岡市卓球協会の主催で開いた。

　今回、来県したのは川面創監督と出澤杏佳選手、Ｔリーグ男子・琉球アスティーダの大矢英俊選手の３人。出澤選手は２０２１年全日本学生選手権ダブルス準優勝、大矢選手は２０１９年全日本社会人選手権シングルス優勝などの実績を持つ。

　スクールは午前１０時から２時間。メーンの卓球台で普段の基本練習などをトップ選手が披露。その後、小中学生それぞれの卓球台を回り、特徴や癖を見ながら、的確にアドバイスしていた。

　指導を受けた伊藤絢香さん（あべりあ、西階中１年）は「打った後の動作が速く、かっこ良かった。自分の弱点を見つけてくれて丁寧に教えてくれた。きょうの事を頭に入れて試合で生かせるようにしたい。１月の大会で結果を出して九州大会に行きたい」と話した。

　出澤選手は「みんな熱心に質問してくれた。私と似ているスタイルの子も多く、楽しい時間だった。Ｔリーグに興味を持ってもらい、選手を目指して練習を頑張ってほしい」。大矢選手は「地方のスクールほどシャイな子が多い印象だったが、宮崎は質問が多くてびっくりした。１人でも多くＴリーグを知ってもらい、卓球を続けて楽しんでもらいたい」と語った。

　午後は、男女混合の団体戦「九州アスティーダ杯ミニ卓球大会」が行われた。